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ヨハネの手紙一の修辞構造

テキスト全体での集中構造(コンチェントリック)と交差配列(キアスムス)


1-1

1 命の言 (1:1-4)
  2 罪の赦し (1:5-2:6)
    3 新しい掟 (2:7-17)
      4 反キリストへの警告 (2:18-3:12)
        5 互いに愛し合う (3:13-24)
      6 偽りの霊と真実の霊 (4:1-6)
    7 神は愛 (4:7-5:5)
  8 神の証 (5:6-12)
9 結び (5:13-21)
前半関係性後半
1 命の言 (1:1-4)
この命は現れました。御父と共にあったが、わたしたちに現れたこの永遠の命を、わたしたちは見て、あなたがたに証しし、伝えるのです。(1:2)
永遠の命9 結び (5:13-21)
神の子の名を信じているあなたがたに、これらのことを書き送るのは、永遠の命を得ていることを悟らせたいからです。(5:13)
2 罪の赦し (1:5-2:6)
罪を犯したことがないと言うなら、それは神を偽り者とすることであり、神の言葉はわたしたちの内にありません。 (1:10)
私たちの内にある8 神の証 (5:6-12)
神の子を信じる人は、自分の内にこの証しがあり、神を信じない人は、神が御子についてなさった証しを信じていないため、神を偽り者にしてしまっています。(5:10)
3 新しい掟 (2:7-17)
愛する者たち、わたしがあなたがたに書いているのは、新しい掟ではなく、あなたがたが初めから受けていた古い掟です。(2:7)
互いに愛し合うという掟7 神は愛 (4:7-5:5)
愛する者たち、互いに愛し合いましょう。(4:7)
4 反キリストへの警告 (2:18-3:12)
子供たちよ、終わりの時が来ています。反キリストが来ると、あなたがたがかねて聞いていたとおり、今や多くの反キリストが現れています。これによって、終わりの時が来ていると分かります。(2:18)
悪の到来6 偽りの霊と真実の霊 (4:1-6)
愛する者たち、どの霊も信じるのではなく、神から出た霊かどうかを確かめなさい。偽預言者が大勢世に出て来ているからです。(4:1)

1-1-1

1 命の言 (1:1-4)
  2 罪の赦し (1:5-2:6)
    3 新しい掟 (2:7-17)
  4 反キリストへの警告 (2:18-3:12)
5 互いに愛し合う (3:13-24)
前半関係性後半
1 命の言 (1:1-4)
御父と共にあったが、わたしたちに現れたこの永遠の命(1:2)
永遠の命5 互いに愛し合う (3:13-24)
あなたがたの知っているとおり、すべて人殺しには永遠の命がとどまっていません(3:15)
2 罪の赦し (1:5-2:6)
しかし、神が光の中におられるように、わたしたちが光の中を歩むなら、互いに交わりを持ち、御子イエスの血によってあらゆる罪から清められます。(1:7)
罪を除く4 反キリストへの警告 (2:18-3:12)
あなたがたも知っているように、御子は罪を除くために現れました。(3:5)

1-1-2

5 互いに愛し合う (3:13-24)
  6 偽りの霊と真実の霊 (4:1-6)
    7 神は愛 (4:7-5:5)
  8 神の証 (5:6-12)
9 結び (5:13-21)
前半関係性後半
5 互いに愛し合う (3:13-24)
あなたがたの知っているとおり、すべて人殺しには永遠の命がとどまっていません(3:15)
永遠の命9 結び (5:13-21)
この方こそ、真実の神、永遠の命です(5:20)
6 偽りの霊と真実の霊 (4:1-6)
偽預言者たちは世に属しており、そのため、世のことを話し、世は彼らに耳を傾けます(4:5)
偽物8 神の証 (5:6-12)
神を信じない人は、神が御子についてなさった証しを信じていないため、神を偽り者にしてしまっています(5:10)

聖書の引用は「新共同訳聖書」より