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ユディト書の修辞構造

2分割での集中構造(コンチェントリック)と交差配列(キアスムス)


2-1

1 ネブカドネツァルの攻撃 (1:1-3:10)
  2 イスラエルの祈り (4:1-15)
    3 アキオルの言葉 (5:1-6:13)
      4 アキオルの投降 (6:14-21)
    5 イスラエルの包囲 (7:1-32)
  6 ユディトの説得 (8:1-36)
7 ユディトの祈り (9:1-14)
前半関係性後半
1 ネブカドネツァルの攻撃 (1:1-3:10)
ホロフェルネスはネブカドネツァル王に先んじて、戦車、騎兵、えり抜きの歩兵をもって西方全域を覆い尽くそうと、全軍を率いて出発した。(2:19)
アッシリアの侵攻7 ユディトの祈り (9:1-14)
御覧ください。アッシリア人はその兵力を満たし、馬と騎兵に心おごり、歩兵の力を誇り、盾と槍、弓と投石器に希望を置いています。彼らは知りません、あなたが『戦をたたかう主』であることを。 (9:7)
2 イスラエルの祈り (4:1-15)
イスラエルの人々は、大祭司ヨアキムと、エルサレムで開かれた全イスラエル長老議会の命じるとおりに実行した。(4:8)
イスラエルの指導者6 ユディトの説得 (8:1-36)
それでユディトは、家政全般を取りしきらせている侍女を遣わして、町の長老のオジアとカブリスとカルミスを招いた。(8:10)
3 アキオルの言葉 (5:1-6:13)
偉大なる主君よ、もし、この民に過失があって、彼らが神に対して罪を犯しており、彼らのうちにこの弱みがあることを確認できたならば、攻め上って彼らと戦うことにいたしましょう。 (5:20)
神の罰5 イスラエルの包囲 (7:1-32)
天と地にかけて、また我らの神、我らの先祖の神なる主、わたしたちの罪と先祖の罪に応じて今わたしたちに罰を下される神にかけてお願いします。この願いのとおり、今日、必ず実行してください。(7:28)

2-2

7 ユディトの祈り (9:1-14)
  8 ユディトの欺き (10:1-12:9)
    9 ホロフェルネスの死 (12:10-13:9)
      10 ユディトの帰還 (13:11-14:10)
    11 イスラエルの勝利 (14:11-15:7)
  12 ユディトの歌 (15:8-16:20)
13 ユディトの生涯 (16:21-25)
前半関係性後半
7 ユディトの祈り (9:1-14)
あなたの民すべてに、そのすべての部族に悟らせてください。あなたこそ、全能にして力ある神、あなたをおいてイスラエルの民を守る者のないことを。(9:14)
イスラエルを守る13 ユディトの生涯 (16:21-25)
ユディトが生きていた間、またその死後も長い間、イスラエル人を脅かす者はだれも現れなかった。 (16:25)
8 ユディトの欺き (10:1-12:9)
ユディトの欺き
ユディトの言葉12 ユディトの歌 (15:8-16:20)
ユディトの歌
9 ホロフェルネスの死 (12:10-13:9)
ホロフェルネスの死
イスラエルの勝利11 イスラエルの勝利 (14:11-15:7)
この指令を受けたイスラエル人は皆、心を一つにして敵に襲いかかり、コバまで追って彼らを討ち滅ぼした。敵の陣営に起こったことを伝え聞いて、エルサレムから、また山地の至るところから人々が駆けつけた。ギレアドとガリラヤの住民は側面から攻撃して敵に大きな打撃を与え、ダマスコとの境まで追って行った。(15:5)

聖書の引用は「新共同訳聖書」より