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エレミヤ書の修辞構造

2分割での集中構造(コンチェントリック)と交差配列(キアスムス)


2-1

1 エレミヤ書 (1:1-3)
  2 エレミヤの召命 (1:4-19)
    3 イスラエルの罪 (2:1-3:5)
      4 悔い改めの呼びかけ (3:6-13)
        5 シオンへの帰還 (3:14-18)
          6 悔い改めへの招き (3:19-4:4)
            7 北からの敵 (4:5-31)
              8 エルサレムの堕落 (5:1-31)
                9 エルサレムの攻城 (6:1-30)
                  10 主の裁きを宣言する (7:1-15)
                    11 神殿での預言 (7:16-8:3)
                      12 民の背信 (8:4-9:5)
                        13 民を嘆く (9:6-25)
                          14 偶像とまことの神 (10:1-16)
                            15 主の憤り (10:17-25)
                              16 破られた契約 (11:1-17)
                                17 エレミヤの訴え (11:18-12:6)
                                  18 主の嗣業 (12:7-17)
                                    19 麻の帯とぶどう酒のかめ (13:1-14)
                                      20 捕囚の脅威 (13:15-27)
                                        21 干ばつの災い (14:1-22)
                                      22 罰は避けられない (15:1-9)
                                    23 エレミヤの苦しみと神の支え (15:10-21)
                                  24 預言者の孤独 (16:1-13)
                                25 新しい出エジプト (16:14-21)
                              26 ユダの罪と罰・主に信頼する人・人間の心を知り尽くす神 (17:1-13)
                            27 エレミヤの嘆き (17:14-18)
                          28 安息日の順守 (17:19-27)
                        29 陶工の手中にある粘土 (18:1-17)
                      30 エレミヤに対する計略 (18:18-23)
                    31 砕かれた壷 (19:1-15)
                  32 エレミヤの拘留 (20:1-6)
                33 エレミヤの告白 (20:7-18)
              34 命の道と死の道 (21:1-14)
            35 ユダの王に対する言葉 (22:1-30)
          36 ユダの回復 (23:1-8)
        37 預言者に対する言葉 (23:9-40)
      38 良いいちじくと悪いいちじく (24:1-10)
    39 神の僕ネブカドレツァル (25:1-14)
  40 神の怒りの杯 (25:15-38)
41 神殿におけるエレミヤの説教 (26:1-19)
前半関係性後半
1 エレミヤ書 (1:1-3)
主の言葉が彼に臨んだのは、ユダの王、アモンの子ヨシヤの時代、その治世の第十三年のことであり、 01:03 更にユダの王、ヨシヤの子ヨヤキムの時代にも臨み(1:2-3)
ヨヤキムの時代に臨む言葉41 神殿におけるエレミヤの説教 (26:1-19)
ユダの王、ヨシヤの子ヨヤキムの治世の初めに、主からこの言葉がエレミヤに臨んだ。(26:1)
2 エレミヤの召命 (1:4-19)
主はわたしに言われた。北から災いが襲いかかるこの地に住む者すべてに。(1:14)
襲いかかる者が来る40 神の怒りの杯 (25:15-38)
万軍の主はこう言われる。見よ、災いが一つの民から出て他の民に及ぶ。激しい嵐が地の果てから起こる。(25:32)
3 イスラエルの罪 (2:1-3:5)
主はこう言われる。お前たちの先祖はわたしにどんなおちどがあったので遠く離れて行ったのか。彼らは空しいものの後を追い空しいものとなってしまった。(2:5)
主にきき従わない民39 神の僕ネブカドレツァル (25:1-14)
ユダの王、アモンの子ヨシヤの第十三年から今日に至るまで二十三年の間、主の言葉はわたしに臨み、わたしは倦むことなく語り聞かせたのに、お前たちは従わなかった。(25:3)
4 悔い改めの呼びかけ (3:6-13)
主はわたしに言われる。裏切りの女ユダに比べれば、背信の女イスラエルは正しかった。(3:11)
二つの民38 良いいちじくと悪いいちじく (24:1-10)
いちじくです。良い方のいちじくは非常に良いのですが、悪い方は非常に悪くて食べられません。(24:3)
4 悔い改めの呼びかけ (3:6-13)
背信の女イスラエルよ、立ち帰れと主は言われる。(3:12)
立ち帰る38 良いいちじくと悪いいちじく (24:1-10)
そしてわたしは、わたしが主であることを知る心を彼らに与える。彼らはわたしの民となり、わたしは彼らの神となる。彼らは真心をもってわたしのもとへ帰って来る。(24:7)
5 シオンへの帰還 (3:14-18)
その時、エルサレムは主の王座と呼ばれ、諸国の民は皆、そこに向かい、主の御名のもとにエルサレムに集まる。彼らは再び、かたくなで悪い心に従って歩むことをしない。(3:17)
エルサレムに関する預言37 預言者に対する言葉 (23:9-40)
見よ、わたしはお前たちを全く退け、お前たちと父祖たちに与えたこの都と共に、お前たちをわたしの前から捨て去る。 (23:39)
6 悔い改めへの招き (3:19-4:4)
背信の子らよ、立ち帰れ。わたしは背いたお前たちをいやす。(3:22)
立ち帰る36 ユダの回復 (23:1-8)
イスラエルの家の子孫を、北の国や、彼が追いやられた国々から導き上り、帰らせて自分の国に住まわせた主は生きておられる(23:8)
6 悔い改めへの招き (3:19-4:4)
もし、あなたが真実と公平と正義をもって「主は生きておられる」と誓うなら諸国の民は、あなたを通して祝福を受けあなたを誇りとする。(4:2)
正義36 ユダの回復 (23:1-8)
彼の代にユダは救われイスラエルは安らかに住む。彼の名は、「主は我らの正義」と呼ばれる。(23:6)
7 北からの敵 (4:5-31)
見よ、実り豊かな地は荒れ野に変わり町々はことごとく、主の御前に主の激しい怒りによって打ち倒されていた。(4:26)
荒れ野とする35 ユダの王に対する言葉 (22:1-30)
あなたは、わたしにとってギレアドの森レバノンの頂のようであった。しかし、わたしはあなたを荒れ野とし人の住まない町にする。(22:6)
8 エルサレムの堕落 (5:1-31)
彼らがこのような言葉を口にするからには見よ、わたしはわたしの言葉をあなたの口に授ける。それは火となりこの民を薪とし、それを焼き尽くす。(5:14)
火のような怒り34 命の道と死の道 (21:1-14)
わたしが火のような怒りを発することのないように。お前たちの悪事のゆえにその火は燃え消す者はいないであろう。(21:12)
8 エルサレムの堕落 (5:1-31)
主は何もなさらない。我々に災いが臨むはずがない。剣も飢饉も起こりはしない。(5:12)
裁きがないという者34 命の道と死の道 (21:1-14)
『誰が我々に襲いかかるであろうか誰が我々の住まいに攻め寄せるだろうか』と言う者よ(21:13)
9 エルサレムの攻城 (6:1-30)
主の怒りでわたしは満たされそれに耐えることに疲れ果てた。(6:11)
預言者の疲れ33 エレミヤの告白 (20:7-18)
主の名を口にすまいもうその名によって語るまい、と思っても主の言葉は、わたしの心の中骨の中に閉じ込められて火のように燃え上がります。押さえつけておこうとしてわたしは疲れ果てました。わたしの負けです。(20:9)
10 主の裁きを宣言する (7:1-15)
主からエレミヤに臨んだ言葉。 07:02 主の神殿の門に立ち、この言葉をもって呼びかけよ。そして、言え。 (7:1-2)
エレミヤの預言32 エレミヤの拘留 (20:1-6)
主の神殿の最高監督者である祭司、イメルの子パシュフルは、エレミヤが預言してこれらの言葉を語るのを聞いた。(20:1)
11 神殿での預言 (7:16-8:3)
それゆえ、見よ、もはやトフェトとかベン・ヒノムの谷とか呼ばれることなく、殺戮の谷と呼ばれる日が来る、と主は言われる。(7:32)
ベンヒノム31 砕かれた壷 (19:1-15)
それゆえ、見よ、と主は言われる。このところがもはやトフェトとか、ベン・ヒノムの谷とか呼ばれることなく、殺戮の谷と呼ばれる日が来る。(19:6)
12 民の背信 (8:4-9:5)
どうしてお前たちは言えようか。「我々は賢者といわれる者で主の律法を持っている」と。(8:8)
賢者30 エレミヤに対する計略 (18:18-23)
我々はエレミヤに対して計略をめぐらそう。祭司から律法が、賢者から助言が、預言者から御言葉が失われることはない。舌をもって彼を打とう。彼の告げる言葉には全く耳を傾けまい。(18:18)
13 民を嘆く (9:6-25)
見よ、わたしは娘なるわが民を火をもって溶かし、試す。まことに、彼らに対して何をすべきか。(9:6)
主が民を試す29 陶工の手中にある粘土 (18:1-17)
主はこう言われる。見よ、わたしはお前たちに災いを備え、災いを計画している。お前たちは皆、悪の道から立ち帰り、お前たちの道と行いを正せ。(18:11)
14 偶像とまことの神 (10:1-16)
偶像崇拝の禁止
律法28 安息日の順守 (17:19-27)
安息日の遵守
15 主の憤り (10:17-25)
主よ、わたしを懲らしめてくださいしかし、正しい裁きによって。怒りによらずわたしが無に帰することのないように。(10:24)
滅ぼさないでください27 エレミヤの嘆き (17:14-18)
わたしを滅ぼす者とならないでください。災いの日に、あなたこそわが避け所です。(17:17)
16 破られた契約 (11:1-17)
ユダよ、お前の町の数ほど神々があり、お前たちはエルサレムの通りの数ほど、恥ずべきものへの祭壇とバアルに香をたくための祭壇を設けた。(11:13)
ユダの罪26 ユダの罪と罰・主に信頼する人・人間の心を知り尽くす神 (17:1-13)
ユダの罪は心の板に、祭壇の角に鉄のペンで書きつけられダイヤモンドのたがねで刻み込まれて17:02 子孫に銘記させるものとなる。それらは彼らの祭壇であり、アシェラ像である。それらは、どの緑の木の下にも高い丘、野の山の上にもある。(17:1-2)
17 エレミヤの訴え (11:18-12:6)
主が知らせてくださったのでわたしは知った。彼らが何をしているのか見せてくださった。(11:18)
主の知らせ25 新しい出エジプト (16:14-21)
それゆえ、わたしは彼らに知らせよう。今度こそ、わたしは知らせるわたしの手、わたしの力強い業を。彼らはわたしの名が主であることを知る。(16:21)
18 主の嗣業 (12:7-17)
わたしの嗣業はわたしにとって猛禽がその上を舞っているハイエナのねぐらなのだろうか。野の獣よ、集まって餌を襲え。(12:9)
獣の餌食となる24 預言者の孤独 (16:1-13)
彼らは弱り果てて死ぬ。嘆く者も、葬る者もなく、土の肥やしとなる。彼らは剣と飢饉によって滅びる。その死体は空の鳥、野の獣の餌食となる。(16:4)
19 麻の帯とぶどう酒のかめ (13:1-14)
主はこう言われる。見よ、わたしは、この国のすべての住民、ダビデの王座につくすべての王、祭司、預言者、およびエルサレムのすべての住民を酔いで満たす。(13:13)
酔いで/憤りで満たす23 エレミヤの苦しみと神の支え (15:10-21)
わたしは笑い戯れる者と共に座って楽しむことなく御手に捕らえられ、独りで座っていました。あなたはわたしを憤りで満たされました。(15:17)
20 捕囚の脅威 (13:15-27)
わたしはお前たちを散らす荒れ野の風に吹き飛ばされるもみ殻のように。(13:24)
散らされる民22 罰は避けられない (15:1-9)
わたしはこの地の町々の城門で彼らを箕であおり、まき散らしわが民の子らを奪い、滅ぼす。(15:7)

2-2

41 神殿におけるエレミヤの説教 (26:1-19)
  42 預言者ウリヤの死 (26:20-24)
    43 軛の預言 (27:1-22)
      44 ハナンヤとの対決 (28:1-17)
        45 回復の約束 (29:1-23)
          46 シェマヤに対する審判 (29:24-32)
            47 ヤコブの災いと救い (30:1-24)
              48 捕囚の民の帰還 (31:1-26)
                49 新しい契約 (31:27-40)
                  50 エレミヤの拘留 (32:1-5)
                    51 アナトトの畑を買う (32:6-15)
                      52 エレミヤの祈り (32:16-25)
                        53 民の帰還の保証 (32:26-44)
                          54 エルサレムの復興 (33:1-18)
                            55 ダビデとの契約 (33:19-26)
                              56 ゼデキヤ王への警告 (34:1-7)
                                57 奴隷の解放 (34:8-22)
                                  58 レカブ人の忠誠 (35:1-19)
                                    59 預言の巻き物 (36:1-32)
                                      60 エレミヤの逮捕 (37:1-21)
                                        61 水溜に投げ込まれる (38:1-13)
                                      62 ゼデキヤ王との最後の会見 (38:14-28)
                                    63 エルサレムの陥落 (39:1-14)
                                  64 エベト・メレクへの約束 (39:15-18)
                                65 エレミヤの釈放 (40:1-6)
                              66 ゲダルヤの働き (40:7-16)
                            67 ゲダルヤの暗殺 (41:1-18)
                          68 エジプト行きに対する警告 (42:1-22)
                        69 エジプトへの逃亡 (43:1-7)
                      70 タフパンヘスでの預言 (43:8-13)
                    71 エジプトの人々への預言 (44:1-30)
                  72 バルクへの言葉 (45:1-5)
                73 諸国民に対する預言 (46:1-12)
              74 エジプトへの審判 (46:13-28)
            75 諸国の民への審判 (47:1-49:33)
          76 エラムの審判 (49:34-39)
        77 バビロンの審判 (50:1-51:58)
      78 バビロン滅亡の巻物 (51:59-64)
    79 ゼデキヤの治世 (52:1-11)
  80 エルサレムの破壊 (52:12-30)
81 ヨヤキン王の名誉回復 (52:31-34)
前半関係性後半
41 神殿におけるエレミヤの説教 (26:1-19)
今こそ、お前たちは自分の道と行いを正し、お前たちの神、主の声に聞き従わねばならない。主はこのように告げられた災いを思い直されるかもしれない。(26:13)
災いを思いなおす81 ヨヤキン王の名誉回復 (52:31-34)
ユダの王ヨヤキンが捕囚となって三十七年目の十二月二十五日に、バビロンの王エビル・メロダクは、その即位の年にユダの王ヨヤキンに情けをかけ、彼を出獄させた。(52:31)
42 預言者ウリヤの死 (26:20-24)
ウリヤはエジプトから連れ戻され、ヨヤキム王の前に引き出された。王は彼を剣で撃ち、その死体を共同墓地へ捨てさせた。(26:23)
殺害80 エルサレムの破壊 (52:12-30)
バビロンの王はハマト地方のリブラで彼らを打ち殺した。(52:27)
43 軛の預言 (27:1-22)
バビロンの王ネブカドネツァルに仕えず、バビロンの王の軛を首に負おうとしない国や王国があれば、わたしは剣、飢饉、疫病をもってその国を罰する(27:8)
バビロンによる裁き79 ゼデキヤの治世 (52:1-11)
バビロンの王はゼデキヤの両眼をつぶし、青銅の足枷をはめ、彼をバビロンに連れて行き、死ぬまで牢獄に閉じ込めておいた(52:11)
44 ハナンヤとの対決 (28:1-17)
わたしはこのように、二年のうちに、あらゆる国々の首にはめられているバビロンの王ネブカドネツァルの軛を打ち砕く。(28:11)
バビロンの滅びを示す78 バビロン滅亡の巻物 (51:59-64)
このように、バビロンは沈む。(51:64)
45 回復の約束 (29:1-23)
わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは平和の計画であって、災いの計画ではない。(29:11)
主の計画77 バビロンの審判 (50:1-51:58)
それゆえ、主がバビロンに対して練られた計画カルデア人の地に対して定められた企てを聞け(50:45)
46 シェマヤに対する審判 (29:24-32)
彼には、この民の中に住む子孫は一人もいなくなる(2932)
滅ぼす76 エラムの審判 (49:34-39)
わたしは彼らの後ろに剣を送る彼らを滅ぼし尽くすまで。 (49:37)
47 ヤコブの災いと救い (30:1-24)
尋ねて、見よ男が子を産むことは決してない。どうして、わたしは見るのか男が皆、子を産む女のように腰に手を当てているのを。だれの顔も土色に変わっている。(30:6)
男が子を産む女のように75 諸国の民への審判 (47:1-49:33)
その日には、エドムの勇士の心は、子を産む女の心のようにおののく。(49:22)
47 ヤコブの災いと救い (30:1-24)
尋ねて、見よ男が子を産むことは決してない。どうして、わたしは見るのか男が皆、子を産む女のように腰に手を当てているのを。だれの顔も土色に変わっている。(30:6)
男が子を産む女のように75 諸国の民への審判 (47:1-49:33)
その日には、モアブの勇士の心は子を産む女の心のようにおののく。(48:41)
47 ヤコブの災いと救い (30:1-24)
わたしがお前と共にいて救うと主は言われる。お前が散らされていた国々をわたしは滅ぼし尽くす。 (30:11)
諸国の審判75 諸国の民への審判 (47:1-49:33)
諸国の審判
48 捕囚の民の帰還 (31:1-26)
見よ、わたしは彼らを北の国から連れ戻し地の果てから呼び集める。その中には目の見えない人も、歩けない人も身ごもっている女も、臨月の女も共にいる。彼らは大いなる会衆となって帰って来る。(31:8)
帰還の約束74 エジプトへの審判 (46:13-28)
わたしの僕ヤコブよ、恐れるな。イスラエルよ、おののくな。見よ、わたしはお前を遠い地からお前の子孫を捕囚の地から救い出す。ヤコブは帰って来て、安らかに住む。彼らを脅かす者はいない。(46:27)
49 新しい契約 (31:27-40)
この契約は、かつてわたしが彼らの先祖の手を取ってエジプトの地から導き出したときに結んだものではない。(31:32)
エジプトからの救い/エジプトの支配73 諸国民に対する預言 (46:1-12)
エジプトはナイルのように湧き上がり大河のように逆巻く。彼は言う。「わたしは湧き上がって大地を覆い都とその住民を滅ぼし尽くす。(46:8)
50 エレミヤの拘留 (32:1-5)
エレミヤの預言はこうである。 (32:3)
エレミヤの預言72 バルクへの言葉 (45:1-5)
ユダの王ヨシヤの子ヨヤキムの第四年に、ネリヤの子バルクは、預言者エレミヤの口述に従ってこれらの言葉を巻物に書き記した。そのとき、エレミヤは次のように語った。(45:1)
51 アナトトの畑を買う (32:6-15)
主の言葉どおり、いとこのハナムエルが獄舎にいるわたしのところに来て言った。(32:8)
主の言葉の実現71 エジプトの人々への預言 (44:1-30)
そしてお前たちに災いを告げたわたしの言葉が実現したことを知るようになる。(44:29)
52 エレミヤの祈り (32:16-25)
今や、この都を攻め落とそうとして、城攻めの土塁が築かれています。間もなくこの都は剣、飢饉、疫病のゆえに、攻め囲んでいるカルデア人の手に落ちようとしています。(32:24)
剣・飢饉・疫病70 タフパンヘスでの預言 (43:8-13)
彼は来て、エジプトの地を撃ち、疫病に定められた者を疫病に、捕囚に定められた者を捕囚に、剣に定められた者を剣に渡す。(43:11)
53 民の帰還の保証 (32:26-44)
わたしは彼らに恵みを与えることを喜びとし、心と思いを込めて確かに彼らをこの土地に植える。(32:41)
約束の地に住めという主の言葉69 エジプトへの逃亡 (43:1-7)
あなたの言っていることは偽りだ。我々の神である主はあなたを遣わしていない。主は、『エジプトへ行って寄留してはならない』と言ってはおられない。(43:2)
54 エルサレムの復興 (33:1-18)
しかし、見よ、わたしはこの都に、いやしと治癒と回復とをもたらし、彼らをいやしてまことの平和を豊かに示す。(33:6)
イスラエルの復興の約束68 エジプト行きに対する警告 (42:1-22)
もし、あなたたちがこの国にとどまるならば、わたしはあなたたちを立て、倒しはしない。植えて、抜きはしない。わたしはあなたたちにくだした災いを悔いている。(42:10)
55 ダビデとの契約 (33:19-26)
わたしが、わが僕ダビデと結んだ契約が破棄され、ダビデの王位を継ぐ嫡子がなくなり、また、わたしに仕えるレビ人である祭司との契約が破棄されることもない。(33:21)
ダビデの一族67 ゲダルヤの暗殺 (41:1-18)
ところが七月に、王族の一人で、王の高官でもあった、エリシャマの孫でネタンヤの子であるイシュマエルが、十人の部下を率いてミツパに赴き、アヒカムの子ゲダルヤを訪ね、ミツパで食事を共にした。(41:1)
56 ゼデキヤ王への警告 (34:1-7)
あなたは、彼の手から逃れることはできない。必ず捕らえられてその手に渡される。あなたはバビロンの王の前に引き出され、直接尋問され、バビロンへ連れて行かれる。 34:04 しかし、ユダの王ゼデキヤよ、主の言葉を聞くがよい。主はあなたについてこう言われる。あなたは剣にかかって死ぬことはない。(34:3-4)
バビロンの王に仕えて生きる66 ゲダルヤの働き (40:7-16)
カルデア人に仕えることを恐れてはならない。この地にとどまり、バビロンの王に仕えなさい。あなたたちは幸せになる。(40:9)
57 奴隷の解放 (34:8-22)
ゼデキヤ王が、エルサレムにいる民と契約を結んで奴隷の解放を宣言した後に、主からエレミヤに臨んだ言葉。(34:8)
解放65 エレミヤの釈放 (40:1-6)
親衛隊の長はエレミヤに食料の割り当てを与えて釈放した。(40:5)
58 レカブ人の忠誠 (35:1-19)
イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。あなたたちは、父祖ヨナダブの命令に聞き従い、命令をことごとく守り、命じられたとおりに行ってきた。 35:19 それゆえ、イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。レカブの子ヨナダブの一族には、わたしの前に立って仕える者がいつまでも絶えることがない。(35:18-19)
神に従う者の救い64 エベト・メレクへの約束 (39:15-18)
わたしは必ずあなたを救う。剣にかけられることはなく、命だけは助かって生き残る。あなたがわたしを信頼したからである、と主は言われる。(39:18)
59 預言の巻き物 (36:1-32)
それゆえ、主はユダの王ヨヤキムについてこう言われる。彼の子孫には、ダビデの王座につく者がなくなる。ヨヤキムの死体は投げ出されて、昼は炎熱に、夜は霜にさらされる。 36:31 わたしは、王とその子孫と家来たちをその咎のゆえに罰する。彼らとエルサレムの住民およびユダの人々に災いをくだす。この災いは、すべて既に繰り返し告げたものであるが、彼らは聞こうとはしなかった。(36:30-31)
王族への裁き63 エルサレムの陥落 (39:1-14)
リブラでバビロンの王は、ゼデキヤの目の前でその王子たちを殺した。バビロンの王はユダの貴族たちもすべて殺した。 39:07 その上で、バビロンの王はゼデキヤの両眼をつぶし、青銅の足枷をはめ、彼をバビロンに連れて行った。(39:6-7)
60 エレミヤの逮捕 (37:1-21)
ゼデキヤ王は使者を送ってエレミヤを連れて来させ、宮廷でひそかに尋ねた。「主から何か言葉があったか。」エレミヤは答えた。「ありました。バビロンの王の手にあなたは渡されます。」 (37:17)
王への預言62 ゼデキヤ王との最後の会見 (38:14-28)
ゼデキヤ王は使者を遣わして、預言者エレミヤを主の神殿の第三の入り口にいる自分のもとに連れて来させ、「あなたに尋ねたいことがある。何も隠さずに話してくれ」と言った。(38:14)
60 エレミヤの逮捕 (37:1-21)
ゼデキヤ王は、エレミヤを監視の庭に拘留しておくよう命じ、パン屋街から毎日パンを一つ届けさせた。これは都にパンがなくなるまで続いた。エレミヤは監視の庭に留めて置かれた。 (37:21)
エレミヤの監禁62 ゼデキヤ王との最後の会見 (38:14-28)
エレミヤは、エルサレムが占領される日まで監視の庭に留めて置かれた。彼はエルサレムが占領されたときそこにいた。 (38:28)

聖書の引用は「新共同訳聖書」より