[1]バビロンの宮廷でのダニエル (Dan 1:1-21) |
| A(1:1-7) | | 何事にも才能と知恵があり、知識と理解力に富み(1:4) | (חכמה) |
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| | B(1:8-10) | | | 神の御計らいによって、侍従長はダニエルに好意を示し、親切にした(1:9) |
| | | C(1:11-13) | | | | 食べる物は野菜だけ、飲む物は水だけにさせてください(1:12) |
| | B'(1:14-16) | | | 世話係はこの願いを聞き入れ、十日間彼らを試した(1:14) |
| A'(1:17-21) | | この四人の少年は、知識と才能を神から恵まれ(1:17) | (וחכמה) |
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A:四人の少年 B:異邦人の好意 C:菜食 |
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[2]巨大な像の夢 (Dan 2:1-49) |
| A(2:1-13) | | 王は命令を出して、占い師、祈祷師、まじない師、賢者を呼び出し、自分の夢を説明させようとした(2:2) |
| | B(2:14-16) | | | バビロンの知者を殺そうと出て来た侍従長アルヨクにダニエルは思慮深く賢明に応対し(2:14) |
| | | C(2:17-24) | | | | 夜の幻によってその秘密がダニエルに明かされた(2:19) |
| | B'(2:25) | | | ダニエルはバビロンの知者皆殺しの命を受けていたアルヨクのもとに行って(2:24) |
| A'(2:26-49) | | 王様がお求めになっている秘密の説明は、知者、祈祷師、占い師、星占い師にはできません(2:27) |
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A:夢の解釈 B:ダニエルの対応 C:ダニエルが秘密を知る |
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[3]燃えさかる炉に投げ込まれた三人 (Dan 3:1-30) |
| A(3:1-12) | | 王の命令 |
| | B(3:13-18) | | | これを聞いたネブカドネツァル王は怒りに燃え(3:13) |
| | | C(3:19-23) | | | | シャドラク、メシャク、アベド・ネゴを縛り上げ、燃え盛る炉に投げ込ませた(3:20) |
| | B'(3:24-27) | | | 間もなく王は驚きの色を見せ、急に立ち上がり、側近たちに尋ねた(3:24) |
| A'(3:28-30) | | 王の命令 |
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A:王の命令 B:王の感情の変化 C:燃え盛る炉に投げ込ませた |
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[4]大きな木の夢 (Dan 3:31-4:25) |
P(3:31-33) | 一夜、わたしは夢を見た(4:2) |
| A(4:1-9) | | 大地の真ん中に、一本の木が生えていた。大きな木であった。(4:7) |
| | B(4:10-15) | | | 聖なる見張りの天使が天から降って来るのが見えた(4:10) |
| A'(4:16-19) | | 御覧になったその木(4:17) |
| | B'(4:20-25) | | | 聖なる見張りの天使が天から降って来るのを御覧になりました(4:20) |
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A:木 B:天使 |
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[5]ネブカドネツァルの追放 (Dan 4:26-34) |
| A(4:26-27) | | なんとバビロンは偉大ではないか。これこそ、このわたしが都として建て、わたしの権力の偉大さ、わたしの威光の尊さを示すものだ。(4:27) | (הדרי) |
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| | B(4:28-29) | | | お前は人間の社会から追放されて、野の獣と共に住み、牛のように草を食らい、七つの時を過ごすのだ。(4:29) | (טרדין) |
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| | B'(4:30) | | | 彼は人間の社会から追放され、牛のように草を食らい、その体は天の露にぬれ、その毛は鷲の羽のように、つめは鳥のつめのように生え伸びた。(4:30) | (טריד) |
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| A'(4:31-34) | | 栄光と輝きは再びわたしに与えられて、王国の威光となった。(4:33) | (והדרת) |
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A:威光 B:追放 |
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[6]壁に字を書く指の幻 (Dan 5:1-30) |
| A(5:1-9) | | 王の依頼 |
| | B(5:10-12) | | | ダニエルという者で、父王様はベルテシャツァルと呼んでいらっしゃいました。このダニエルをお召しになれば、その字の解釈をしてくれることでございましょう(5:12) |
| A'(5:13-16) | | 王の依頼 |
| | B'(5:17-30) | | | 王様のためにその文字を読み、解釈をいたしましょう(5:17) |
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A:王の依頼 B:ダニエルの解釈 |
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[7]獅子の洞窟に投げ込まれたダニエル (Dan 6:1-29) |
| A(6:1-6) | | 大臣や総督は、政務に関してダニエルを陥れようと口実を探した(6:5) |
| | B(6:7-11) | | | 獅子の洞窟に投げ込まれるという勅令(6:8) |
| | B'(6:12-16) | | | 獅子の洞窟に投げ込まれるという勅令(6:13) |
| A'(6:17-29) | | 王は命令を下して、ダニエルを陥れようとした者たちを引き出させ、妻子もろとも獅子の洞窟に投げ込ませた(6:25) |
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A:策略 B:獅子の洞窟に投げ込まれるという勅令 |
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[8]四頭の獣の幻 (Dan 7:1-8) |
P(7:1) | ダニエルは、眠っているとき頭に幻が浮かび、一つの夢を見た(7:1) |
| A(7:2-4) | | 地面から起き上がらされて人間のようにその足で立ち、人間の心が与えられた(7:4) | (כאנשׁ) |
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| | B(7:5) | | | これに向かって、「立て、多くの肉を食らえ」という声がした(7:5) | (אכלי) |
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| | | C(7:6) | | | | 権力がこの獣に与えられた(7:6) |
| | B'(7:7) | | | 巨大な鉄の歯を持ち、食らい、かみ砕き(7:7) | (אכלה) |
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| A'(7:8) | | この小さな角には人間のように目があり、また、口もあって尊大なことを語っていた(7:8) | (אנשׁא) |
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A:人間のよう B:食らう C:権力 |
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[9]日の老いたる者と人の子 (Dan 7:9-14) |
| A(7:9-10) | | 王座が据えられ「日の老いたる者」がそこに座した(7:9) | (ועתיקיומין) |
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| | B(7:11-12) | | | ついにその獣は殺され、死体は破壊されて燃え盛る火に投げ込まれた(7:11) |
| A'(7:13-14) | | 「日の老いたる者」の前に来て(7:13) | (עתיקיומיא) |
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A:日の老いたる者 B:獣の死 |
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[10]四頭の獣の幻の解き明かし (Dan 7:15-28) |
| A(7:15) | | わたしダニエルは大いに憂い、頭に浮かんだこの幻に悩まされた(7:15) | (יבהלנני) |
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| | B(7:16-18) | | | 彼はそれを説明し、解釈してくれた(7:16) |
| | | C(7:19-22) | | | | 「日の老いたる者」が進み出て裁きを行い、いと高き者の聖者らが勝ち、時が来て王権を受けた(7:22) |
| | B'(7:23-27) | | | さて、その人はこう言った(7:23) |
| A'(7:28) | | わたしダニエルは大層恐れ悩み、顔色も変わるほどであった(7:28) | (יבהלנני) |
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A:悩む B:解釈 C:裁き |
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[11]雄羊と雄山羊の幻 (Dan 8:1-14) |
| A(8:1-2) | | |
| | B(8:3-4) | | | 二本の角が生えていたが共に長く、一本は他の一本より更に長くて、後ろの方に生えていた(8:3) |
| | | C(8:5-7) | | | | この雄山羊は先に見た川岸に立っている二本の角のある雄羊に向かって、激しい勢いで突進した(8:6) |
| | B'(8:8-12) | | | そのうちの一本からもう一本の小さな角が生え出て、非常に強大になり(8:9) |
| A'(8:13-14) | | この幻の出来事は、いつまで続くのか(8:13) | (החזון) |
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A:幻 B:角が生える C:雄山羊の攻撃 |
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[12]雄羊と雄山羊の幻の解き明かし (Dan 8:15-27) |
| A(8:15) | | この幻を見ながら、意味を知りたいと願っていた(8:15) |
| | B(8:16-17) | | | この幻は終わりの時に関するもの(8:17) |
| | | C(8:18-25) | | | | 幻の解釈 |
| | B'(8:26) | | | まだその日は遠い。(8:26) |
| A'(8:27) | | この幻にぼう然となり、理解できずにいた(8:27) |
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A:幻を理解する B:終わりの時 C:幻の解釈 |
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[13]罪の告白 (Dan 9:1-20) |
| A(9:1-3) | | 主なる神を仰いで断食し、粗布をまとい、灰をかぶって祈りをささげ、嘆願した(9:3) |
| | B(9:4-10) | | | 憐れみと赦しは主である神のもの(9:9) | (הרחמים) |
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| | | C(9:11-15) | | | | エルサレムに下されたこの災難ほど恐ろしいものは、いまだ天下に起こったことはありませんでした(9:12) |
| | B'(9:16-19) | | | わたしたちが正しいからではなく、あなたの深い憐れみのゆえに、伏して嘆願の祈りをささげます(9:18) | (רחמיך) |
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| A'(9:20) | | 主なるわたしの神に嘆願し続けた(9:20) |
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A:嘆願 B:憐れみ C:災難 |
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[14]定めの七十週 (Dan 9:21-27) |
| A(9:21) | | それは夕べの献げ物のころのことであった(9:21) | (מנחת) |
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| | B(9:22-24) | | | お前の民と聖なる都に対して七十週が定められている(9:24) |
| | B'(9:25-26) | | | 油注がれた君の到来まで七週あり、また、六十二週あって(9:25) |
| A'(9:27) | | 半週でいけにえと献げ物を廃止する(9:27) | (ומנחה) |
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A:献げ物 B:期間 |
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[15]終わりの時についての幻 (Dan 10:1-21) |
| A(10:1-10) | | その人の話す声が聞こえてきたが、わたしは聞きながら意識を失い、地に倒れた(10:9) | (ופניארצה) |
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| | B(10:11-14) | | | 大天使長のひとりミカエルが助けに来てくれた(10:13) |
| A'(10:15-19) | | こう言われてわたしは顔を地に伏せ、言葉を失った(10:15) | (פניארצה) |
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| | B'(10:20-21) | | | お前たちの天使長ミカエルのほかに、これらに対してわたしを助ける者はないのだ(10:21) |
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A:地に伏せる B:ミカエル |
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[16]天使の預言 (Dan 11:1-45) |
| A(11:1-8) | | だが、彼女の実家から一つの芽が出て支配の座に着き、北の王の城塞に攻め入ってこれを破り、勝利を得る(11:7) |
| | B(11:9-12) | | | この大軍を捕らえて南の王は大いに高ぶり、幾万人もの兵を殺すが、決定的に勝つことはできない(11:12) |
| | | C(11:13-19) | | | | 北の王は再び前回にまさる大軍を集め、数年の後に強力な軍隊の軍備を整えて進軍する(11:13) |
| | | | D(11:20-24) | | | | | この王は、僅かの腹心と共に悪計を用いて多くの者と同盟を結び、勢力を増し、強大になって行く(11:23) |
| | | | D'(11:25-28) | | | | | これら二人の王は、互いに悪意を抱きながら一つの食卓を囲み、虚言を語り合う(11:27) |
| | | C'(11:29-35) | | | | 時が来て、彼は再び南に攻め入るが、これは最初でも最後でもない(11:29) |
| | B'(11:36-39) | | | あの王はほしいままにふるまい、いよいよ驕り高ぶって、どのような神よりも自分を高い者と考える(11:36) |
| A'(11:40-45) | | 終わりの時に至って、南の王は彼に戦いを挑む(11:40) |
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A:南の攻撃 B:高慢 C:北の攻撃 D:同盟 |
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[17]死者の復活 (Dan 12:1-13) |
| A(12:1-3) | | 目覚めた人々は大空の光のように輝き多くの者の救いとなった人々はとこしえに星と輝く(12:3) | (והמשׂכלים) |
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| | B(12:4) | | | ダニエルよ、終わりの時が来るまで、お前はこれらのことを秘め、この書を封じておきなさい(12:4) | (וחתם) |
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| | | C(12:5-6) | | | | これらの驚くべきことはいつまで続くのでしょうか(12:6) |
| | | | D(12:7) | | | | | 一時期、二時期、そして半時期たって、聖なる民の力が全く打ち砕かれると、これらの事はすべて成就する(12:7) |
| | | C'(12:8) | | | | 主よ、これらのことの終わりはどうなるのでしょうか(12:8) |
| | B'(12:9) | | | ダニエルよ、もう行きなさい。終わりの時までこれらの事は秘められ、封じられている。(12:9) | (וחתמים) |
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| A'(12:10-13) | | 逆らう者はだれも悟らないが、目覚めた人々は悟る(12:10) | (והמשׂכלים) |
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A:目覚める者 B:これらのことを秘める C:ダニエルの疑問 D:聖なる民の力が全く打ち砕かれると、これらの事はすべて成就する |
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