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ホセア書の修辞構造

テキスト全体での集中構造(コンチェントリック)と交差配列(キアスムス)


1-1

1 ホセアの妻と子 (1:1-2:3)
  2 イスラエルの裏切り (2:4-15)
    3 イスラエルの救いの日 (2:16-25)
      4 神の愛による回復 (3:1-5)
        5 イスラエルの偶像崇拝 (4:1-5:7)
          6 戦争の罪と罰 (5:8-6:11)
            7 イスラエルの空しい信用 (7:1-12)
          8 イスラエルの背教 (7:13-8:14)
        9 イスラエルに臨む罰 (9:1-17)
      10 イスラエルの罪と捕囚 (10:1-15)
    11 神の愛 (11:1-11)
  12 エフライムの終わり (12:1-14_14:1)
13 エフライムの回復と祝福 (14:2-10)
前半関係性後半
1 ホセアの妻と子 (1:1-2:3)
行け、淫行の女をめとり淫行による子らを受け入れよ。この国は主から離れ、淫行にふけっているからだ。(1:2)
背く者を愛する13 エフライムの回復と祝福 (14:2-10)
わたしは背く彼らをいやし喜んで彼らを愛する。まことに、わたしの怒りは彼らを離れ去った。(14:5)
2 イスラエルの裏切り (2:4-15)
告発せよ、お前たちの母を告発せよ。彼女はもはやわたしの妻ではなくわたしは彼女の夫ではない。彼女の顔から淫行を乳房の間から姦淫を取り除かせよ。(2:4)
告発する12 エフライムの終わり (12:1-14_14:1)
主はユダを告発される。ヤコブをその歩みにしたがって罰しその悪い行いに報いられる。(12:3)
3 イスラエルの救いの日 (2:16-25)
そこで、彼女はわたしにこたえる。おとめであったときエジプトの地から上ってきた日のように。(2:17)
エジプトから呼び出す11 神の愛 (11:1-11)
まだ幼かったイスラエルをわたしは愛した。エジプトから彼を呼び出し、わが子とした。(11:1)
4 神の愛による回復 (3:1-5)
イスラエルの人々は長い間、王も高官もなく、いけにえも聖なる柱もなく、エフォドもテラフィムもなく過ごす。(3:4)
王がいない10 イスラエルの罪と捕囚 (10:1-15)
今、彼らは言う。「我々には王がいなくなった。主を畏れ敬わなかったからだ。だが王がいたとしても、何になろうか」と。(10:3)
5 イスラエルの偶像崇拝 (4:1-5:7)
彼らは食べても飽き足りることなく淫行にふけっても子孫を増やすことができない。 (4:10)
子孫が増えない9 イスラエルに臨む罰 (9:1-17)
もう出産も、妊娠も、受胎もない。(9:11)
6 戦争の罪と罰 (5:8-6:11)
ギブアで角笛をラマでラッパを吹き鳴らせ。(5:8)
角笛8 イスラエルの背教 (7:13-8:14)
角笛を口に当てよ。鷲のように主の家を襲うものがある。 (8:1)

1-1-1

1 ホセアの妻と子 (1:1-2:3)
  2 イスラエルの裏切り (2:4-15)
    3 イスラエルの救いの日 (2:16-25)
      4 神の愛による回復 (3:1-5)
    5 イスラエルの偶像崇拝 (4:1-5:7)
  6 戦争の罪と罰 (5:8-6:11)
7 イスラエルの空しい信用 (7:1-12)
前半関係性後半
1 ホセアの妻と子 (1:1-2:3)
間もなく、わたしはイエフの王家にイズレエルにおける流血の罰を下しイスラエルの家におけるその支配を絶つ。(1:4)
支配者の滅び7 イスラエルの空しい信用 (7:1-12)
彼らは皆、かまどのように熱くなり自分たちを支配する者を焼き尽くした。王たちはことごとく倒れひとりとして、わたしを呼ぶ者はなかった。(7:7)
2 イスラエルの裏切り (2:4-15)
初めの夫のもとに帰ろう (2:9)
帰る6 戦争の罪と罰 (5:8-6:11)
さあ、我々は主のもとに帰ろう(6:1)
3 イスラエルの救いの日 (2:16-25)
地は、穀物と新しい酒とオリーブ油にこたえそれらはイズレエル(神が種を蒔く)にこたえる。(2:24)
新しい酒5 イスラエルの偶像崇拝 (4:1-5:7)
ぶどう酒と新しい酒は心を奪う。(4:11)

1-1-2

7 イスラエルの空しい信用 (7:1-12)
  8 イスラエルの背教 (7:13-8:14)
    9 イスラエルに臨む罰 (9:1-17)
      10 イスラエルの罪と捕囚 (10:1-15)
    11 神の愛 (11:1-11)
  12 エフライムの終わり (12:1-14_14:1)
13 エフライムの回復と祝福 (14:2-10)
前半関係性後半
7 イスラエルの空しい信用 (7:1-12)
エジプトに助けを求めあるいは、アッシリアに頼って行く。(7:11)
アッシリアに救いを求める/アッシリアは救いではない13 エフライムの回復と祝福 (14:2-10)
アッシリアはわたしたちの救いではありません。 (14:4)
8 イスラエルの背教 (7:13-8:14)
彼らは金銀で偶像を造ったがそれらは打ち壊される。(8:4)
偶像を作る12 エフライムの終わり (12:1-14_14:1)
今も、彼らはその罪に加えて偶像を鋳て造る銀を注ぎこみ、技巧を尽くした像を。それらはみな、職人たちの細工だ。(13:2)
9 イスラエルに臨む罰 (9:1-17)
その悪行のゆえに、彼らをわたしの家から追い出しわたしは、もはや彼らを愛さない。 (9:15)
民を愛さない/愛す11 神の愛 (11:1-11)
まだ幼かったイスラエルをわたしは愛した。 (11:1)

聖書の引用は「新共同訳聖書」より