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ナホム書の修辞構造

テキスト全体での集中構造(コンチェントリック)と交差配列(キアスムス)


1-1

1 神の怒り (1:1-8)
  2 たくらみ (1:9-11)
    3 軛を砕く (1:12-14 )
      4 良い知らせ (2:1-3)
    5 罪深い町の破壊 (2:4-11)
  6 滅びは避けられない (2:12-3:6)
7 ニネベへの裁き (3:7-19)
前半関係性後半
1 神の怒り (1:1-8)
主の憤りが火のように注がれると岩も御前に打ち砕かれる。(1:6)
火による裁き7 ニネベへの裁き (3:7-19)
その所で、火はお前を焼き尽くし剣はお前を断つ(3:15)
2 たくらみ (1:9-11)
主は滅ぼし尽くし敵を二度と立ち上がれなくされる(1:9)
主が立ち向かう6 滅びは避けられない (2:12-3:6)
見よ、わたしはお前に立ち向かうと万軍の主は言われる(2:14)
3 軛を砕く (1:12-14 )
今、わたしは彼の軛を砕いてお前から除きお前をつないでいた鎖を断ち切る(1:13)
捕囚と解放5 罪深い町の破壊 (2:4-11)
王妃は引き出され、衣をはがれて連れ去られた(2:8)

1-1-1

1 神の怒り (1:1-8)
  2 たくらみ (1:9-11)
  3 軛を砕く (1:12-14 )
4 良い知らせ (2:1-3)
前半関係性後半
1 神の怒り (1:1-8)
苦しみの日には砦となり(1:7)
守る4 良い知らせ (2:1-3)
砦を守り、道を見張れ(2:2)
2 たくらみ (1:9-11)
絡み合った茨のようになっているが乾ききったわらのように焼き尽くされる(1:10)
障害の除去3 軛を砕く (1:12-14 )
わたしは彼の軛を砕いてお前から除きお前をつないでいた鎖を断ち切る(1:13)

1-1-2

4 良い知らせ (2:1-3)
  5 罪深い町の破壊 (2:4-11)
  6 滅びは避けられない (2:12-3:6)
7 ニネベへの裁き (3:7-19)
前半関係性後半
4 良い知らせ (2:1-3)
彼らはすべて滅ぼされた(2:1)
敵の滅び7 ニネベへの裁き (3:7-19)
ニネベは破壊された(3:7)
5 罪深い町の破壊 (2:4-11)
戦の備えをする日に戦車の鋼鉄は火のように輝き槍は揺れる(2:4)
戦争6 滅びは避けられない (2:12-3:6)
鞭の音、車輪の響く音突進する馬、跳び駆ける戦車(3:2)

聖書の引用は「新共同訳聖書」より