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マルコによる福音書の修辞構造

2分割での集中構造(コンチェントリック)と交差配列(キアスムス)

中心のペリコーペ(no. 41, Mark 9:30-32)は全テキストの分割点にもなる。中心の前(no. 1からno. 41)と後(no. 41からno. 81)はそれぞれ別の集中構造になっている。二つの集中構造の中心はそれぞれ「ゲラサの悪魔付」(no. 21, Mark 5:1-20)と「神殿の崩壊を予告する・終末の徴」(no. 61, Mark 13:1-23)になっている。これらのペリコーペはいずれも誰がキリストであるかという問題(いわゆるMessianic Secret)に関係している(前半では悪霊による告白、後半では偽メシアの問題)。これらの構造はイエスの正体に関する謎を強調していると考えられる。


2-1

1 イザヤの預言 (1:1-3)
  2 洗礼者ヨハネの宣教 (1:4-8)
    3 イエスの受洗・誘惑を受ける (1:9-13)
      4 伝道を始める (1:14-15)
        5 弟子の召命 (1:16-20)
          6 悪霊に憑かれた男 (1:21-28)
            7 シモンペトロの姑の癒し (1:29-39)
              8 重い皮膚病の人癒される (1:40-45)
                9 中風の人の癒し (2:1-12)
                  10 レビの召命 (2:13-17)
                    11 断食に関する教え (2:18-22)
                      12 安息日に穂をつむ (2:23-28)
                        13 手のなえた人を癒す (3:1-6)
                          14 群集イエスの下に集まる (3:7-12)
                            15 十二使徒の選定 (3:13-19)
                              16 ベルゼブル論争 (3:20-30)
                                17 イエスの母と兄弟 (3:31-35)
                                  18 種を蒔く人のたとえ (4:1-20)
                                    19 神の国のたとえ (4:21-34)
                                      20 あらしを静める (4:35-41)
                                        21 ゲラサの悪魔付 (5:1-20)
                                      22 ヤイロの娘とイエスの服に触れる女 (5:21-43)
                                    23 郷里におけるイエズス (6:1-6)
                                  24 十二使徒の派遣 (6:7-13)
                                25 洗礼者ヨハネ殺される (6:14-29)
                              26 給食奇跡 (6:30-44)
                            27 水の上を歩くイエス (6:45-53)
                          28 癒しの奇跡 (6:54-56)
                        29 昔の人の言い伝え (7:1-23)
                      30 シリアフェニキア女の信仰 (7:24-30)
                    31 耳が聞こえず舌の回らない人を癒す (7:31-37)
                  32 給食奇跡 (8:1-10)
                33 ファリサイ派とヘロデのパン種 (8:11-21)
              34 盲人癒される (8:22-26)
            35 ペトロの信仰告白 (8:27-30)
          36 受難の予告一 (8:31-33)
        37 イエズスに従うもの (8:34-38)
      38 死なない者 (9:1)
    39 イエスの変容 (9:2-13)
  40 悪霊に憑かれた子 (9:14-29)
41 受難の予告二 (9:30-32)
前半関係性後半
1 イザヤの預言 (1:1-3)
預言者イザヤの書にこう書いてある。「 見よ、わたしはあなたより先に使者を遣わし、あなたの道を準備させよう。 1:3 荒れ野で叫ぶ者の声がする。『主の道を整え、その道筋をまっすぐにせよ。』」 (1:2-3)
イエスに関する預言41 受難の予告二 (9:30-32)
それは弟子たちに、「人の子は、人々の手に引き渡され、殺される。殺されて三日の後に復活する」と言っておられたからである。(9:31)
2 洗礼者ヨハネの宣教 (1:4-8)
わたしは水であなたたちに洗礼を授けたが、その方は聖霊で洗礼をお授けになる。(1:8)
霊と水40 悪霊に憑かれた子 (9:14-29)
霊は息子を殺そうとして、もう何度も火の中や水の中に投げ込みました。おできになるなら、わたしどもを憐れんでお助けください。(9:22)
3 イエスの受洗・誘惑を受ける (1:9-13)
水の中から上がるとすぐ、天が裂けて”霊”が鳩のように御自分に降って来るのを、御覧になった。 1:11 すると、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」という声が、天から聞こえた。(1:10-11)
私の子39 イエスの変容 (9:2-13)
すると、雲が現れて彼らを覆い、雲の中から声がした。「これはわたしの愛する子。これに聞け。」 (9:7)
4 伝道を始める (1:14-15)
時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい(1:15)
神の国の到来38 死なない者 (9:1)
はっきり言っておく。ここに一緒にいる人々の中には、神の国が力にあふれて現れるのを見るまでは、決して死なない者がいる。(9:1)
5 弟子の召命 (1:16-20)
二人はすぐに網を捨てて従った。(1:18)
全てを捨てて従う37 イエズスに従うもの (8:34-38)
わたしの後に従いたい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。(8:34)
6 悪霊に憑かれた男 (1:21-28)
イエスが、「黙れ。この人から出て行け」とお叱りになると、 1:26 汚れた霊はその人にけいれんを起こさせ、大声をあげて出て行った。(1:25-26)
悪霊を退ける36 受難の予告一 (8:31-33)
サタン、引き下がれ。あなたは神のことを思わず、人間のことを思っている。(8:33)
7 シモンペトロの姑の癒し (1:29-39)
イエスは、いろいろな病気にかかっている大勢の人たちをいやし、また、多くの悪霊を追い出して、悪霊にものを言うことをお許しにならなかった。悪霊はイエスを知っていたからである。(1:34)
メシアの秘密35 ペトロの信仰告白 (8:27-30)
ペトロが答えた。「あなたは、メシアです。」8:30 するとイエスは、御自分のことをだれにも話さないようにと弟子たちを戒められた。(8:29-30)
8 重い皮膚病の人癒される (1:40-45)
イエスが深く憐れんで、手を差し伸べてその人に触れ、「よろしい。清くなれ」と言われると(1:41)
触れて病人を癒す34 盲人癒される (8:22-26)
一行はベトサイダに着いた。人々が一人の盲人をイエスのところに連れて来て、触れていただきたいと願った。(8:22)
9 中風の人の癒し (2:1-12)
ところが、そこに律法学者が数人座っていて、心の中であれこれと考えた。 2:7「この人は、なぜこういうことを口にするのか。神を冒涜している。神おひとりのほかに、いったいだれが、罪を赦すことができるだろうか。」 (2:6-7)
ファリサイ派の反発33 ファリサイ派とヘロデのパン種 (8:11-21)
ファリサイ派の人々が来て、イエスを試そうとして、天からのしるしを求め、議論をしかけた。(8:11)
10 レビの召命 (2:13-17)
イエスがレビの家で食事の席に着いておられたときのことである。多くの徴税人や罪人もイエスや弟子たちと同席していた。実に大勢の人がいて、イエスに従っていたのである。(2:15)
多くの人との会食32 給食奇跡 (8:1-10)
給食奇跡
11 断食に関する教え (2:18-22)
また、だれも、新しいぶどう酒を古い革袋に入れたりはしない。そんなことをすれば、ぶどう酒は革袋を破り、ぶどう酒も革袋もだめになる。新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ。(2:22)
破って広がる31 耳が聞こえず舌の回らない人を癒す (7:31-37)
イエスは人々に、だれにもこのことを話してはいけない、と口止めをされた。しかし、イエスが口止めをされればされるほど、人々はかえってますます言い広めた。(7:36)
12 安息日に穂をつむ (2:23-28)
アビアタルが大祭司であったとき、ダビデは神の家に入り、祭司のほかにはだれも食べてはならない供えのパンを食べ、一緒にいた者たちにも与えたではないか。(2:26)
パンを与えられる30 シリアフェニキア女の信仰 (7:24-30)
ところが、女は答えて言った。「主よ、しかし、食卓の下の小犬も、子供のパン屑はいただきます。」(7:28)
13 手のなえた人を癒す (3:1-6)
安息日に律法で許されているのは、善を行うことか、悪を行うことか。命を救うことか、殺すことか。(3:4)
律法の意義29 昔の人の言い伝え (7:1-23)
イザヤは、あなたたちのような偽善者のことを見事に預言したものだ。彼はこう書いている。『 この民は口先ではわたしを敬うが、その心はわたしから遠く離れている。(7:6)
14 群集イエスの下に集まる (3:7-12)
イエスが多くの病人をいやされたので、病気に悩む人たちが皆、イエスに触れようとして、そばに押し寄せたからであった。(3:10)
多くの者の癒し28 癒しの奇跡 (6:54-56)
その地方をくまなく走り回り、どこでもイエスがおられると聞けば、そこへ病人を床に乗せて運び始めた。(6:55)
15 十二使徒の選定 (3:13-19)
イエスが山に登って、これと思う人々を呼び寄せられると、彼らはそばに集まって来た。(3:13)
山に登る27 水の上を歩くイエス (6:45-53)
群衆と別れてから、祈るために山へ行かれた。(6:46)
16 ベルゼブル論争 (3:20-30)
イエスが家に帰られると、群衆がまた集まって来て、一同は食事をする暇もないほどであった。(3:20)
食事をする暇もない26 給食奇跡 (6:30-44)
イエスは、「さあ、あなたがただけで人里離れた所へ行って、しばらく休むがよい」と言われた。出入りする人が多くて、食事をする暇もなかったからである。(6:31)
17 イエスの母と兄弟 (3:31-35)
イエスの母と兄弟たちが来て外に立ち、人をやってイエスを呼ばせた。(3:31)
母の願い25 洗礼者ヨハネ殺される (6:14-29)
少女が座を外して、母親に、「何を願いましょうか」と言うと、母親は、「洗礼者ヨハネの首を」と言った。(6:24)
18 種を蒔く人のたとえ (4:1-20)
種まきのたとえ
宣教活動24 十二使徒の派遣 (6:7-13)
十二人は出かけて行って、悔い改めさせるために宣教した。 6:13 そして、多くの悪霊を追い出し、油を塗って多くの病人をいやした。(6:12-13)
19 神の国のたとえ (4:21-34)
イエスは、人々の聞く力に応じて、このように多くのたとえで御言葉を語られた。(4:33)
23 郷里におけるイエズス (6:1-6)
そこでは、ごくわずかの病人に手を置いていやされただけで、そのほかは何も奇跡を行うことがおできにならなかった。(6:5)
20 あらしを静める (4:35-41)
イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。まだ信じないのか。」(4:40)
不信仰への叱責22 ヤイロの娘とイエスの服に触れる女 (5:21-43)
「なぜ、泣き騒ぐのか。子供は死んだのではない。眠っているのだ。」5:40 人々はイエスをあざ笑った。(5:39-40)

2-2

41 受難の予告二 (9:30-32)
  42 一番偉いもの・逆らわないものは味方・誘惑についての警告 (9:33-50)
    43 離婚の問題 (10:1-12)
      44 イエズスと幼子たち (10:13-16)
        45 金持ちの青年 (10:17-31)
          46 受難の予告三 (10:32-34)
            47 ゼベダイの子らの願い (10:35-45)
              48 エリコの盲人癒される (10:46-52)
                49 エルサレム入城 (11:1-11)
                  50 イチジクの木を呪う (11:12-14)
                    51 商人を追い出す (11:15-19)
                      52 枯れたイチジクの木の教訓 (11:20-26)
                        53 イエスの権威 (11:27-33)
                          54 ぶどう園のたとえ (12:1-12)
                            55 皇帝への税金 (12:13-17)
                              56 復活についての問答 (12:18-27)
                                57 最も大切な掟 (12:28-34)
                                  58 ダビデの子についての問答 (12:35-37)
                                    59 律法学者を非難 (12:38-40)
                                      60 やもめの献金 (12:41-44)
                                        61 神殿の崩壊を予告する・終末の徴 (13:1-23)
                                      62 人の子がくる (13:24-27)
                                    63 イチジクの木の教え (13:28-31)
                                  64 目を覚ましていなさい (13:32-37)
                                65 イエスを殺す計略 (14:1-2)
                              66 香油を注がれる (14:3-9)
                            67 ユダ裏切りを企てる (14:10-11)
                          68 過ぎ越しの準備 (14:12-16)
                        69 裏切りの予告 (14:17-21)
                      70 主の晩餐 (14:22-26)
                    71 ペトロの離反の予告 (14:27-31)
                  72 ゲッセマネ (14:32-42)
                73 逮捕される (14:43-52)
              74 裁判を受ける (14:53-65)
            75 ペトロの否認 (14:66-72)
          76 ピラトの尋問 (15:1-5)
        77 死刑の判決を受ける (15:6-15)
      78 十字架への道行き (15:16-24)
    79 十字架での死 (15:25-39)
  80 墓に葬られる (15:40-47)
81 復活する (16:1-8)
前半関係性後半
41 受難の予告二 (9:30-32)
人の子は、人々の手に引き渡され、殺される。殺されて三日の後に復活する(9:31)
受難と復活81 復活する (16:1-8)
あなたがたは十字架につけられたナザレのイエスを捜しているが、あの方は復活なさって、ここにはおられない。(16:5)
41 受難の予告二 (9:30-32)
弟子たちはこの言葉が分からなかったが、怖くて尋ねられなかった。(9:32)
恐れる弟子81 復活する (16:1-8)
婦人たちは墓を出て逃げ去った。震え上がり、正気を失っていた。そして、だれにも何も言わなかった。恐ろしかったからである。(16:8)
42 一番偉いもの・逆らわないものは味方・誘惑についての警告 (9:33-50)
はっきり言っておく。キリストの弟子だという理由で、あなたがたに一杯の水を飲ませてくれる者は、必ずその報いを受ける。(9:41)
施し80 墓に葬られる (15:40-47)
ヨセフは亜麻布を買い、イエスを十字架から降ろしてその布で巻き、岩を掘って作った墓の中に納め、墓の入り口には石を転がしておいた。(15:46)
43 離婚の問題 (10:1-12)
二人は一体となる。だから二人はもはや別々ではなく、一体である。 10:9 従って、神が結び合わせてくださったものを、人は離してはならない。(10:8-9)
二つに分かれる79 十字架での死 (15:25-39)
すると、神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂けた。(15:38)
44 イエズスと幼子たち (10:13-16)
子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。(10:14)
王国78 十字架への道行き (15:16-24)
そして、イエスに紫の服を着せ、茨の冠を編んでかぶらせ、 15:18「ユダヤ人の王、万歳」と言って敬礼し始めた。(15:17-18)
45 金持ちの青年 (10:17-31)
はっきり言っておく。わたしのためまた福音のために、家、兄弟、姉妹、母、父、子供、畑を捨てた者はだれでも、 10:30 今この世で、迫害も受けるが、家、兄弟、姉妹、母、子供、畑も百倍受け、後の世では永遠の命を受ける。(10:29-30)
迫害を受ける77 死刑の判決を受ける (15:6-15)
ピラトは群衆を満足させようと思って、バラバを釈放した。そして、イエスを鞭打ってから、十字架につけるために引き渡した。(15:15)
46 受難の予告三 (10:32-34)
人の子は祭司長たちや律法学者たちに引き渡される。彼らは死刑を宣告して異邦人に引き渡す。(10:33)
引き渡されるイエス76 ピラトの尋問 (15:1-5)
夜が明けるとすぐ、祭司長たちは、長老や律法学者たちと共に、つまり最高法院全体で相談した後、イエスを縛って引いて行き、ピラトに渡した。(15:1)
47 ゼベダイの子らの願い (10:35-45)
二人は言った。「栄光をお受けになるとき、わたしどもの一人をあなたの右に、もう一人を左に座らせてください。」(10:37)
弟子の愚かな言葉75 ペトロの否認 (14:66-72)
すると、ペトロは呪いの言葉さえ口にしながら、「あなたがたの言っているそんな人は知らない」と誓い始めた。(14:71)
48 エリコの盲人癒される (10:46-52)
ダビデの子イエスよ、わたしを憐れんでください(10:47)
人の子74 裁判を受ける (14:53-65)
人の子が全能の神の右に座り、天の雲に囲まれて来るのを見る。(14:62)
49 エルサレム入城 (11:1-11)
こうして、イエスはエルサレムに着いて、神殿の境内に入り、辺りの様子を見て回った後、もはや夕方になったので、十二人を連れてベタニアへ出て行かれた。(11:11)
12人73 逮捕される (14:43-52)
さて、イエスがまだ話しておられると、十二人の一人であるユダが進み寄って来た。祭司長、律法学者、長老たちの遣わした群衆も、剣や棒を持って一緒に来た。(14:43)
49 エルサレム入城 (11:1-11)
ホサナ。主の名によって来られる方に、祝福があるように。(11:9)
聖書の言葉の実現73 逮捕される (14:43-52)
しかし、これは聖書の言葉が実現するためである。(14:49)
50 イチジクの木を呪う (11:12-14)
翌日、一行がベタニアを出るとき、イエスは空腹を覚えられた。(11:12)
肉体の弱さ72 ゲッセマネ (14:32-42)
誘惑に陥らぬよう、目を覚まして祈っていなさい。心は燃えても、肉体は弱い。(14:38)
51 商人を追い出す (11:15-19)
祭司長たちや律法学者たちはこれを聞いて、イエスをどのようにして殺そうかと謀った。(11:18)
受難の予兆71 ペトロの離反の予告 (14:27-31)
あなたがたは皆わたしにつまずく。『わたしは羊飼いを打つ。すると、羊は散ってしまう』と書いてあるからだ。(14:27)
52 枯れたイチジクの木の教訓 (11:20-26)
はっきり言っておく。だれでもこの山に向かい、『立ち上がって、海に飛び込め』と言い、少しも疑わず、自分の言うとおりになると信じるならば、そのとおりになる。(11:23)
はっきり言っておく70 主の晩餐 (14:22-26)
はっきり言っておく。神の国で新たに飲むその日まで、ぶどうの実から作ったものを飲むことはもう決してあるまい。(14:25)
53 イエスの権威 (11:27-33)
何の権威で、このようなことをしているのか。だれが、そうする権威を与えたのか。(11:28)
誰が与えたか(didwmi) / 誰が裏切るか(paradidwmi)69 裏切りの予告 (14:17-21)
はっきり言っておくが、あなたがたのうちの一人で、わたしと一緒に食事をしている者が、わたしを裏切ろうとしている。(14:18)
54 ぶどう園のたとえ (12:1-12)
収穫の時になったので、ぶどう園の収穫を受け取るために、僕を農夫たちのところへ送った。(12:2)
使いを送る68 過ぎ越しの準備 (14:12-16)
そこで、イエスは次のように言って、二人の弟子を使いに出された。 (14:13)
55 皇帝への税金 (12:13-17)
皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい(12:17)
67 ユダ裏切りを企てる (14:10-11)
彼らはそれを聞いて喜び、金を与える約束をした。(14:11)
56 復活についての問答 (12:18-27)
神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ(12:27)
復活/死66 香油を注がれる (14:3-9)
この人はできるかぎりのことをした。つまり、前もってわたしの体に香油を注ぎ、埋葬の準備をしてくれた。(14:8)
56 復活についての問答 (12:18-27)
ある人の兄が死に、妻を後に残して子がない場合、その弟は兄嫁と結婚して、兄の跡継ぎをもうけねばならない』と。(12:19)
66 香油を注がれる (14:3-9)
イエスがベタニアでらい病の人シモンの家にいて、食事の席に着いておられたとき、一人の女が、純粋で非常に高価なナルドの香油の入った石膏の壷を持って来て、それを壊し、香油をイエスの頭に注ぎかけた。(14:3)
57 最も大切な掟 (12:28-34)
イエスは律法学者が適切な答えをしたのを見て、「あなたは、神の国から遠くない」と言われた。もはや、あえて質問する者はなかった。(12:34)
律法学者の理解/無理解65 イエスを殺す計略 (14:1-2)
さて、過越祭と除酵祭の二日前になった。祭司長たちや律法学者たちは、なんとか計略を用いてイエスを捕らえて殺そうと考えていた。(14:1)
58 ダビデの子についての問答 (12:35-37)
わたしがあなたの敵をあなたの足もとに屈服させるときまで(12:36)
メシアの時が来る64 目を覚ましていなさい (13:32-37)
だから、目を覚ましていなさい。いつ家の主人が帰って来るのか、夕方か、夜中か、鶏の鳴くころか、明け方か、あなたがたには分からないからである。(13:35)
59 律法学者を非難 (12:38-40)
このような者たちは、人一倍厳しい裁きを受けることになる。(12:40)
裁きの時63 イチジクの木の教え (13:28-31)
それと同じように、あなたがたは、これらのことが起こるのを見たら、人の子が戸口に近づいていると悟りなさい。(13:29)
60 やもめの献金 (12:41-44)
イエスは、弟子たちを呼び寄せて言われた。「はっきり言っておく。この貧しいやもめは、賽銭箱に入れている人の中で、だれよりもたくさん入れた。(12:43)
呼ばれる者62 人の子がくる (13:24-27)
そのとき、人の子は天使たちを遣わし、地の果てから天の果てまで、彼によって選ばれた人たちを四方から呼び集める。(13:27)

聖書の引用は「新共同訳聖書」より