前半 | 関係性 | 後半 |
1 イザヤの預言 (1:1-3) 預言者イザヤの書にこう書いてある。「 見よ、わたしはあなたより先に使者を遣わし、あなたの道を準備させよう。 1:3 荒れ野で叫ぶ者の声がする。『主の道を整え、その道筋をまっすぐにせよ。』」 (1:2-3) | イエスに関する預言 | 41 受難の予告二 (9:30-32) それは弟子たちに、「人の子は、人々の手に引き渡され、殺される。殺されて三日の後に復活する」と言っておられたからである。(9:31) |
2 洗礼者ヨハネの宣教 (1:4-8) わたしは水であなたたちに洗礼を授けたが、その方は聖霊で洗礼をお授けになる。(1:8) | 霊と水 | 40 悪霊に憑かれた子 (9:14-29) 霊は息子を殺そうとして、もう何度も火の中や水の中に投げ込みました。おできになるなら、わたしどもを憐れんでお助けください。(9:22) |
3 イエスの受洗・誘惑を受ける (1:9-13) 水の中から上がるとすぐ、天が裂けて”霊”が鳩のように御自分に降って来るのを、御覧になった。 1:11 すると、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」という声が、天から聞こえた。(1:10-11) | 私の子 | 39 イエスの変容 (9:2-13) すると、雲が現れて彼らを覆い、雲の中から声がした。「これはわたしの愛する子。これに聞け。」 (9:7) |
4 伝道を始める (1:14-15) 時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい(1:15) | 神の国の到来 | 38 死なない者 (9:1) はっきり言っておく。ここに一緒にいる人々の中には、神の国が力にあふれて現れるのを見るまでは、決して死なない者がいる。(9:1) |
5 弟子の召命 (1:16-20) 二人はすぐに網を捨てて従った。(1:18) | 全てを捨てて従う | 37 イエズスに従うもの (8:34-38) わたしの後に従いたい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。(8:34) |
6 悪霊に憑かれた男 (1:21-28) イエスが、「黙れ。この人から出て行け」とお叱りになると、 1:26 汚れた霊はその人にけいれんを起こさせ、大声をあげて出て行った。(1:25-26) | 悪霊を退ける | 36 受難の予告一 (8:31-33) サタン、引き下がれ。あなたは神のことを思わず、人間のことを思っている。(8:33) |
7 シモンペトロの姑の癒し (1:29-39) イエスは、いろいろな病気にかかっている大勢の人たちをいやし、また、多くの悪霊を追い出して、悪霊にものを言うことをお許しにならなかった。悪霊はイエスを知っていたからである。(1:34) | メシアの秘密 | 35 ペトロの信仰告白 (8:27-30) ペトロが答えた。「あなたは、メシアです。」8:30 するとイエスは、御自分のことをだれにも話さないようにと弟子たちを戒められた。(8:29-30) |
8 重い皮膚病の人癒される (1:40-45) イエスが深く憐れんで、手を差し伸べてその人に触れ、「よろしい。清くなれ」と言われると(1:41) | 触れて病人を癒す | 34 盲人癒される (8:22-26) 一行はベトサイダに着いた。人々が一人の盲人をイエスのところに連れて来て、触れていただきたいと願った。(8:22) |
9 中風の人の癒し (2:1-12) ところが、そこに律法学者が数人座っていて、心の中であれこれと考えた。 2:7「この人は、なぜこういうことを口にするのか。神を冒涜している。神おひとりのほかに、いったいだれが、罪を赦すことができるだろうか。」 (2:6-7) | ファリサイ派の反発 | 33 ファリサイ派とヘロデのパン種 (8:11-21) ファリサイ派の人々が来て、イエスを試そうとして、天からのしるしを求め、議論をしかけた。(8:11) |
10 レビの召命 (2:13-17) イエスがレビの家で食事の席に着いておられたときのことである。多くの徴税人や罪人もイエスや弟子たちと同席していた。実に大勢の人がいて、イエスに従っていたのである。(2:15) | 多くの人との会食 | 32 給食奇跡 (8:1-10) 給食奇跡 |
11 断食に関する教え (2:18-22) また、だれも、新しいぶどう酒を古い革袋に入れたりはしない。そんなことをすれば、ぶどう酒は革袋を破り、ぶどう酒も革袋もだめになる。新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ。(2:22) | 破って広がる | 31 耳が聞こえず舌の回らない人を癒す (7:31-37) イエスは人々に、だれにもこのことを話してはいけない、と口止めをされた。しかし、イエスが口止めをされればされるほど、人々はかえってますます言い広めた。(7:36) |
12 安息日に穂をつむ (2:23-28) アビアタルが大祭司であったとき、ダビデは神の家に入り、祭司のほかにはだれも食べてはならない供えのパンを食べ、一緒にいた者たちにも与えたではないか。(2:26) | パンを与えられる | 30 シリアフェニキア女の信仰 (7:24-30) ところが、女は答えて言った。「主よ、しかし、食卓の下の小犬も、子供のパン屑はいただきます。」(7:28) |
13 手のなえた人を癒す (3:1-6) 安息日に律法で許されているのは、善を行うことか、悪を行うことか。命を救うことか、殺すことか。(3:4) | 律法の意義 | 29 昔の人の言い伝え (7:1-23) イザヤは、あなたたちのような偽善者のことを見事に預言したものだ。彼はこう書いている。『 この民は口先ではわたしを敬うが、その心はわたしから遠く離れている。(7:6) |
14 群集イエスの下に集まる (3:7-12) イエスが多くの病人をいやされたので、病気に悩む人たちが皆、イエスに触れようとして、そばに押し寄せたからであった。(3:10) | 多くの者の癒し | 28 癒しの奇跡 (6:54-56) その地方をくまなく走り回り、どこでもイエスがおられると聞けば、そこへ病人を床に乗せて運び始めた。(6:55) |
15 十二使徒の選定 (3:13-19) イエスが山に登って、これと思う人々を呼び寄せられると、彼らはそばに集まって来た。(3:13) | 山に登る | 27 水の上を歩くイエス (6:45-53) 群衆と別れてから、祈るために山へ行かれた。(6:46) |
16 ベルゼブル論争 (3:20-30) イエスが家に帰られると、群衆がまた集まって来て、一同は食事をする暇もないほどであった。(3:20) | 食事をする暇もない | 26 給食奇跡 (6:30-44) イエスは、「さあ、あなたがただけで人里離れた所へ行って、しばらく休むがよい」と言われた。出入りする人が多くて、食事をする暇もなかったからである。(6:31) |
17 イエスの母と兄弟 (3:31-35) イエスの母と兄弟たちが来て外に立ち、人をやってイエスを呼ばせた。(3:31) | 母の願い | 25 洗礼者ヨハネ殺される (6:14-29) 少女が座を外して、母親に、「何を願いましょうか」と言うと、母親は、「洗礼者ヨハネの首を」と言った。(6:24) |
18 種を蒔く人のたとえ (4:1-20) 種まきのたとえ | 宣教活動 | 24 十二使徒の派遣 (6:7-13) 十二人は出かけて行って、悔い改めさせるために宣教した。 6:13 そして、多くの悪霊を追い出し、油を塗って多くの病人をいやした。(6:12-13) |
19 神の国のたとえ (4:21-34) イエスは、人々の聞く力に応じて、このように多くのたとえで御言葉を語られた。(4:33) | 力 | 23 郷里におけるイエズス (6:1-6) そこでは、ごくわずかの病人に手を置いていやされただけで、そのほかは何も奇跡を行うことがおできにならなかった。(6:5) |
20 あらしを静める (4:35-41) イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。まだ信じないのか。」(4:40) | 不信仰への叱責 | 22 ヤイロの娘とイエスの服に触れる女 (5:21-43) 「なぜ、泣き騒ぐのか。子供は死んだのではない。眠っているのだ。」5:40 人々はイエスをあざ笑った。(5:39-40) |
前半 | 関係性 | 後半 |
41 受難の予告二 (9:30-32) 人の子は、人々の手に引き渡され、殺される。殺されて三日の後に復活する(9:31) | 受難と復活 | 81 復活する (16:1-8) あなたがたは十字架につけられたナザレのイエスを捜しているが、あの方は復活なさって、ここにはおられない。(16:5) |
41 受難の予告二 (9:30-32) 弟子たちはこの言葉が分からなかったが、怖くて尋ねられなかった。(9:32) | 恐れる弟子 | 81 復活する (16:1-8) 婦人たちは墓を出て逃げ去った。震え上がり、正気を失っていた。そして、だれにも何も言わなかった。恐ろしかったからである。(16:8) |
42 一番偉いもの・逆らわないものは味方・誘惑についての警告 (9:33-50) はっきり言っておく。キリストの弟子だという理由で、あなたがたに一杯の水を飲ませてくれる者は、必ずその報いを受ける。(9:41) | 施し | 80 墓に葬られる (15:40-47) ヨセフは亜麻布を買い、イエスを十字架から降ろしてその布で巻き、岩を掘って作った墓の中に納め、墓の入り口には石を転がしておいた。(15:46) |
43 離婚の問題 (10:1-12) 二人は一体となる。だから二人はもはや別々ではなく、一体である。 10:9 従って、神が結び合わせてくださったものを、人は離してはならない。(10:8-9) | 二つに分かれる | 79 十字架での死 (15:25-39) すると、神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂けた。(15:38) |
44 イエズスと幼子たち (10:13-16) 子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。(10:14) | 王国 | 78 十字架への道行き (15:16-24) そして、イエスに紫の服を着せ、茨の冠を編んでかぶらせ、 15:18「ユダヤ人の王、万歳」と言って敬礼し始めた。(15:17-18) |
45 金持ちの青年 (10:17-31) はっきり言っておく。わたしのためまた福音のために、家、兄弟、姉妹、母、父、子供、畑を捨てた者はだれでも、 10:30 今この世で、迫害も受けるが、家、兄弟、姉妹、母、子供、畑も百倍受け、後の世では永遠の命を受ける。(10:29-30) | 迫害を受ける | 77 死刑の判決を受ける (15:6-15) ピラトは群衆を満足させようと思って、バラバを釈放した。そして、イエスを鞭打ってから、十字架につけるために引き渡した。(15:15) |
46 受難の予告三 (10:32-34) 人の子は祭司長たちや律法学者たちに引き渡される。彼らは死刑を宣告して異邦人に引き渡す。(10:33) | 引き渡されるイエス | 76 ピラトの尋問 (15:1-5) 夜が明けるとすぐ、祭司長たちは、長老や律法学者たちと共に、つまり最高法院全体で相談した後、イエスを縛って引いて行き、ピラトに渡した。(15:1) |
47 ゼベダイの子らの願い (10:35-45) 二人は言った。「栄光をお受けになるとき、わたしどもの一人をあなたの右に、もう一人を左に座らせてください。」(10:37) | 弟子の愚かな言葉 | 75 ペトロの否認 (14:66-72) すると、ペトロは呪いの言葉さえ口にしながら、「あなたがたの言っているそんな人は知らない」と誓い始めた。(14:71) |
48 エリコの盲人癒される (10:46-52) ダビデの子イエスよ、わたしを憐れんでください(10:47) | 人の子 | 74 裁判を受ける (14:53-65) 人の子が全能の神の右に座り、天の雲に囲まれて来るのを見る。(14:62) |
49 エルサレム入城 (11:1-11) こうして、イエスはエルサレムに着いて、神殿の境内に入り、辺りの様子を見て回った後、もはや夕方になったので、十二人を連れてベタニアへ出て行かれた。(11:11) | 12人 | 73 逮捕される (14:43-52) さて、イエスがまだ話しておられると、十二人の一人であるユダが進み寄って来た。祭司長、律法学者、長老たちの遣わした群衆も、剣や棒を持って一緒に来た。(14:43) |
49 エルサレム入城 (11:1-11) ホサナ。主の名によって来られる方に、祝福があるように。(11:9) | 聖書の言葉の実現 | 73 逮捕される (14:43-52) しかし、これは聖書の言葉が実現するためである。(14:49) |
50 イチジクの木を呪う (11:12-14) 翌日、一行がベタニアを出るとき、イエスは空腹を覚えられた。(11:12) | 肉体の弱さ | 72 ゲッセマネ (14:32-42) 誘惑に陥らぬよう、目を覚まして祈っていなさい。心は燃えても、肉体は弱い。(14:38) |
51 商人を追い出す (11:15-19) 祭司長たちや律法学者たちはこれを聞いて、イエスをどのようにして殺そうかと謀った。(11:18) | 受難の予兆 | 71 ペトロの離反の予告 (14:27-31) あなたがたは皆わたしにつまずく。『わたしは羊飼いを打つ。すると、羊は散ってしまう』と書いてあるからだ。(14:27) |
52 枯れたイチジクの木の教訓 (11:20-26) はっきり言っておく。だれでもこの山に向かい、『立ち上がって、海に飛び込め』と言い、少しも疑わず、自分の言うとおりになると信じるならば、そのとおりになる。(11:23) | はっきり言っておく | 70 主の晩餐 (14:22-26) はっきり言っておく。神の国で新たに飲むその日まで、ぶどうの実から作ったものを飲むことはもう決してあるまい。(14:25) |
53 イエスの権威 (11:27-33) 何の権威で、このようなことをしているのか。だれが、そうする権威を与えたのか。(11:28) | 誰が与えたか(didwmi) / 誰が裏切るか(paradidwmi) | 69 裏切りの予告 (14:17-21) はっきり言っておくが、あなたがたのうちの一人で、わたしと一緒に食事をしている者が、わたしを裏切ろうとしている。(14:18) |
54 ぶどう園のたとえ (12:1-12) 収穫の時になったので、ぶどう園の収穫を受け取るために、僕を農夫たちのところへ送った。(12:2) | 使いを送る | 68 過ぎ越しの準備 (14:12-16) そこで、イエスは次のように言って、二人の弟子を使いに出された。 (14:13) |
55 皇帝への税金 (12:13-17) 皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい(12:17) | 金 | 67 ユダ裏切りを企てる (14:10-11) 彼らはそれを聞いて喜び、金を与える約束をした。(14:11) |
56 復活についての問答 (12:18-27) 神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ(12:27) | 復活/死 | 66 香油を注がれる (14:3-9) この人はできるかぎりのことをした。つまり、前もってわたしの体に香油を注ぎ、埋葬の準備をしてくれた。(14:8) |
56 復活についての問答 (12:18-27) ある人の兄が死に、妻を後に残して子がない場合、その弟は兄嫁と結婚して、兄の跡継ぎをもうけねばならない』と。(12:19) | 女 | 66 香油を注がれる (14:3-9) イエスがベタニアでらい病の人シモンの家にいて、食事の席に着いておられたとき、一人の女が、純粋で非常に高価なナルドの香油の入った石膏の壷を持って来て、それを壊し、香油をイエスの頭に注ぎかけた。(14:3) |
57 最も大切な掟 (12:28-34) イエスは律法学者が適切な答えをしたのを見て、「あなたは、神の国から遠くない」と言われた。もはや、あえて質問する者はなかった。(12:34) | 律法学者の理解/無理解 | 65 イエスを殺す計略 (14:1-2) さて、過越祭と除酵祭の二日前になった。祭司長たちや律法学者たちは、なんとか計略を用いてイエスを捕らえて殺そうと考えていた。(14:1) |
58 ダビデの子についての問答 (12:35-37) わたしがあなたの敵をあなたの足もとに屈服させるときまで(12:36) | メシアの時が来る | 64 目を覚ましていなさい (13:32-37) だから、目を覚ましていなさい。いつ家の主人が帰って来るのか、夕方か、夜中か、鶏の鳴くころか、明け方か、あなたがたには分からないからである。(13:35) |
59 律法学者を非難 (12:38-40) このような者たちは、人一倍厳しい裁きを受けることになる。(12:40) | 裁きの時 | 63 イチジクの木の教え (13:28-31) それと同じように、あなたがたは、これらのことが起こるのを見たら、人の子が戸口に近づいていると悟りなさい。(13:29) |
60 やもめの献金 (12:41-44) イエスは、弟子たちを呼び寄せて言われた。「はっきり言っておく。この貧しいやもめは、賽銭箱に入れている人の中で、だれよりもたくさん入れた。(12:43) | 呼ばれる者 | 62 人の子がくる (13:24-27) そのとき、人の子は天使たちを遣わし、地の果てから天の果てまで、彼によって選ばれた人たちを四方から呼び集める。(13:27) |