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フィリピの信徒への手紙の修辞構造

テキスト全体での集中構造(コンチェントリック)と交差配列(キアスムス)


1-1

1 挨拶・フィリピの信徒のための祈り (1:1-11)
  2 わたしにとって、生きるとはキリストを生きること (1:12-30)
    3 キリストを模範とせよ (2:1-11)
      4 共に喜ぶ (2:12-18)
        5 テモテとエパフロディトを送る (2:19-30)
      6 キリストを信じるとは (3:1-16)
    7 目標を目指して (3:17-21_4:1)
  8 勧めの言葉 (4:2-9)
9 贈り物への感謝・結びの言葉 (4:10-23)
前半関係性後半
1 挨拶・フィリピの信徒のための祈り (1:1-11)
わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。(1:2)
挨拶9 贈り物への感謝・結びの言葉 (4:10-23)
主イエス・キリストの恵みが、あなたがたの霊と共にあるように。 (4:23)
2 わたしにとって、生きるとはキリストを生きること (1:12-30)
あなたがたは一つの霊によってしっかり立ち、心を合わせて福音の信仰のために共に戦っており(1:27)
福音のために共に戦う8 勧めの言葉 (4:2-9)
二人は、命の書に名を記されているクレメンスや他の協力者たちと力を合わせて、福音のためにわたしと共に戦ってくれたのです。(4:3)
3 キリストを模範とせよ (2:1-11)
このため、神はキリストを高く上げ、あらゆる名にまさる名をお与えになりました。(2:9)
高く上げられたキリスト7 目標を目指して (3:17-21_4:1)
しかし、わたしたちの本国は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主として来られるのを、わたしたちは待っています。(3:20)
4 共に喜ぶ (2:12-18)
同様に、あなたがたも喜びなさい。わたしと一緒に喜びなさい。 (2:18)
喜びなさい6 キリストを信じるとは (3:1-16)
では、わたしの兄弟たち、主において喜びなさい。(3:1)

1-1-1

1 挨拶・フィリピの信徒のための祈り (1:1-11)
  2 わたしにとって、生きるとはキリストを生きること (1:12-30)
    3 キリストを模範とせよ (2:1-11)
  4 共に喜ぶ (2:12-18)
5 テモテとエパフロディトを送る (2:19-30)
前半関係性後半
1 挨拶・フィリピの信徒のための祈り (1:1-11)
というのは、監禁されているときも、福音を弁明し立証するときも、あなたがた一同のことを、共に恵みにあずかる者と思って、心に留めているからです。(1:7)
フィリピの人々を案じる5 テモテとエパフロディトを送る (2:19-30)
テモテのようにわたしと同じ思いを抱いて、親身になってあなたがたのことを心にかけている者はほかにいないのです。(2:20)
2 わたしにとって、生きるとはキリストを生きること (1:12-30)
口実であれ、真実であれ、とにかく、キリストが告げ知らされているのですから、わたしはそれを喜んでいます。これからも喜びます。(1:18)
苦難をも喜ぶパウロ4 共に喜ぶ (2:12-18)
更に、信仰に基づいてあなたがたがいけにえを献げ、礼拝を行う際に、たとえわたしの血が注がれるとしても、わたしは喜びます。あなたがた一同と共に喜びます。(2:17)

1-1-2

5 テモテとエパフロディトを送る (2:19-30)
  6 キリストを信じるとは (3:1-16)
    7 目標を目指して (3:17-21_4:1)
  8 勧めの言葉 (4:2-9)
9 贈り物への感謝・結びの言葉 (4:10-23)
前半関係性後半
5 テモテとエパフロディトを送る (2:19-30)
彼はわたしの兄弟、協力者、戦友であり、また、あなたがたの使者として、わたしの窮乏のとき奉仕者となってくれましたが(2:25)
パウロの窮地を支援する者9 贈り物への感謝・結びの言葉 (4:10-23)
また、テサロニケにいたときにも、あなたがたはわたしの窮乏を救おうとして、何度も物を送ってくれました。(4:16)
6 キリストを信じるとは (3:1-16)
では、わたしの兄弟たち、主において喜びなさい。(3:1)
主において喜びなさい8 勧めの言葉 (4:2-9)
主において常に喜びなさい。重ねて言います。喜びなさい。(4:4)

聖書の引用は「新共同訳聖書」より