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テサロニケの信徒への手紙一の修辞構造

テキスト全体での集中構造(コンチェントリック)と交差配列(キアスムス)


1-1

1 主に倣う者 (1:1-10)
  2 テサロニケでのパウロの宣教 (2:1-16)
    3 テサロニケ再訪の願い (2:17-3:13)
      4 神に喜ばれる生活 (4:1-12)
    5 死者の復活 (4:13-18)
  6 主は来られる (5:1-11)
7 結びの言葉 (5:12-28)
前半関係性後半
1 主に倣う者 (1:1-10)
あなたがたが信仰によって働き、愛のために労苦し、また、わたしたちの主イエス・キリストに対する、希望を持って忍耐していることを、わたしたちは絶えず父である神の御前で心に留めているのです。(1:3)
信仰の労苦7 結びの言葉 (5:12-28)
兄弟たち、あなたがたにお願いします。あなたがたの間で労苦し、主に結ばれた者として導き戒めている人々を重んじ、 05:13 また、そのように働いてくれるのですから、愛をもって心から尊敬しなさい。(5:12-13)
2 テサロニケでのパウロの宣教 (2:1-16)
わたしたちは、だれにも負担をかけまいとして、夜も昼も働きながら、神の福音をあなたがたに宣べ伝えたのでした。(2:9)
夜と昼6 主は来られる (5:1-11)
あなたがたはすべて光の子、昼の子だからです。わたしたちは、夜にも暗闇にも属していません。(5:5)
2 テサロニケでのパウロの宣教 (2:1-16)
しかし、神の怒りは余すところなく彼らの上に臨みます。(2:16)
神の怒り6 主は来られる (5:1-11)
神は、わたしたちを怒りに定められたのではなく、わたしたちの主イエス・キリストによる救いにあずからせるように定められたのです。(5:9)
3 テサロニケ再訪の願い (2:17-3:13)
そして、わたしたちの主イエスが、御自身に属するすべての聖なる者たちと共に来られるとき、あなたがたの心を強め、わたしたちの父である神の御前で、聖なる、非のうちどころのない者としてくださるように、アーメン。 (3:13)
主が聖なるものと共に来られる5 死者の復活 (4:13-18)
すなわち、合図の号令がかかり、大天使の声が聞こえて、神のラッパが鳴り響くと、主御自身が天から降って来られます。(4:16)

1-1-1

1 主に倣う者 (1:1-10)
  2 テサロニケでのパウロの宣教 (2:1-16)
  3 テサロニケ再訪の願い (2:17-3:13)
4 神に喜ばれる生活 (4:1-12)
前半関係性後半
1 主に倣う者 (1:1-10)
そして、あなたがたはひどい苦しみの中で、聖霊による喜びをもって御言葉を受け入れ、(1:6)
喜び4 神に喜ばれる生活 (4:1-12)
あなたがたは、神に喜ばれるためにどのように歩むべきかを、わたしたちから学びました。(4:1)
2 テサロニケでのパウロの宣教 (2:1-16)
兄弟たち、あなたがた自身が知っているように、わたしたちがそちらへ行ったことは無駄ではありませんでした。(2:1)
パウロの訪問3 テサロニケ再訪の願い (2:17-3:13)
だから、そちらへ行こうと思いました。殊に、わたしパウロは一度ならず行こうとしたのですが、サタンによって妨げられました。(2:18)

1-1-2

4 神に喜ばれる生活 (4:1-12)
  5 死者の復活 (4:13-18)
  6 主は来られる (5:1-11)
7 結びの言葉 (5:12-28)
前半関係性後半
4 神に喜ばれる生活 (4:1-12)
さて、兄弟たち、主イエスに結ばれた者としてわたしたちは更に願い、また勧めます。(4:1)
兄弟への勧告7 結びの言葉 (5:12-28)
兄弟たち、あなたがたに勧めます。(5:14)
5 死者の復活 (4:13-18)
主の言葉に基づいて次のことを伝えます。主が来られる日まで生き残るわたしたちが、眠りについた人たちより先になることは、決してありません。(4:15)
主の日6 主は来られる (5:1-11)
盗人が夜やって来るように、主の日は来るということを、あなたがた自身よく知っているからです。(5:2)

聖書の引用は「新共同訳聖書」より