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ユディト書の修辞構造

3分割での集中構造(コンチェントリック)と交差配列(キアスムス)


3-1

1 ネブカドネツァルの攻撃 (1:1-3:10)
  2 イスラエルの祈り (4:1-15)
    3 アキオルの言葉 (5:1-6:13)
  4 アキオルの投降 (6:14-21)
5 イスラエルの包囲 (7:1-32)
前半関係性後半
1 ネブカドネツァルの攻撃 (1:1-3:10)
ホロフェルネスはネブカドネツァル王に先んじて、戦車、騎兵、えり抜きの歩兵をもって西方全域を覆い尽くそうと、全軍を率いて出発した。(2:19)
アッシリアの侵攻5 イスラエルの包囲 (7:1-32)
明くる日、ホロフェルネスはその全軍と、彼の支援隊に加わったすべての民に、陣営を畳んでベトリアに向かい、山地への登り道を先に制圧してイスラエル人を攻撃せよ、と命じた。(7:1)
2 イスラエルの祈り (4:1-15)
彼らはずきんの上に灰をかぶり、主に向かって力の限り叫び、主がイスラエルのすべての民を顧み救ってくださるように祈っていた。(4:15)
主の救いを求める4 アキオルの投降 (6:14-21)
オジアは集会から彼を自分の家に連れ帰り、長老たちのために酒宴を催した。その夜、彼らは夜もすがらイスラエルの神に助けを呼び求めた。 (6:21)

3-2

5 イスラエルの包囲 (7:1-32)
  6 ユディトの説得 (8:1-36)
    7 ユディトの祈り (9:1-14)
  8 ユディトの欺き (10:1-12:9)
9 ホロフェルネスの死 (12:10-13:9)
前半関係性後半
5 イスラエルの包囲 (7:1-32)
1-1参照
1-1参照9 ホロフェルネスの死 (12:10-13:9)
1-1参照
6 ユディトの説得 (8:1-36)
1-1参照
1-1参照8 ユディトの欺き (10:1-12:9)
1-1参照

3-3

9 ホロフェルネスの死 (12:10-13:9)
  10 ユディトの帰還 (13:11-14:10)
    11 イスラエルの勝利 (14:11-15:7)
  12 ユディトの歌 (15:8-16:20)
13 ユディトの生涯 (16:21-25)
前半関係性後半
9 ホロフェルネスの死 (12:10-13:9)
ホロフェルネスの死
異国からの救い13 ユディトの生涯 (16:21-25)
ユディトが生きていた間、またその死後も長い間、イスラエル人を脅かす者はだれも現れなかった。 (16:25)
10 ユディトの帰還 (13:11-14:10)
人々は皆、すっかり感嘆し、身をかがめて神を礼拝しつつ、心を合わせて言った。 (13:17)
礼拝12 ユディトの歌 (15:8-16:20)
一行はエルサレムに入ったとき、神を礼拝した。そして清めを済ませると、焼き尽くす献げ物と随意の献げ物と奉納物をささげた。(16:18)

聖書の引用は「新共同訳聖書」より