前半 | 関係性 | 後半 |
1 モルデカイの夢 (A:1-17) アルタクセルクセス大王の治世の第二年、ニサンの月の一日のことである。モルデカイは夢を見た。彼は、キシュ、シムイ、ヤイルと続くベニヤミン族の家系に属していた。(A:1) | モルデカイの夢 | 15 モルデカイの夢の解釈 (F:1-11) なぜなら、わたしはこれらの事柄について見た夢のことを思い出すからだ。それらの中で実現しなかったものは、一つもない。(F:2) |
2 クセルクセス王の酒宴 (1:1-9) このクセルクセスは、インドからクシュに至るまで百二十七州の支配者であった。(1:1) | クセルクセスの広大な権力 | 14 モルデカイの栄誉 (10:1-3) クセルクセス王は全国と海の島々に税を課した。(10:1) |
3 王妃の退位 (1:10-2:4) 王は支配下のすべての州に勅書を送ったが、それは州ごとにその州の文字で、また、民族ごとにその民族の言語で書かれていた。すべての男子が自分の家の主人となり、自分の母国語で話せるようにとの計らいからであった。 (1:22) | 全国に書簡が送られる | 13 プリムは運命の祭り (9:20-32) クセルクセスの王国百二十七州にいるすべてのユダヤ人に、平和と真実の言葉をもって文書が送られ、 09:31 こうしてユダヤ人モルデカイが王妃エステルと共に定めたとおり、また彼らが自分たちとその子孫のために断食と嘆きに関して定めたとおり、プリムの祭りの日付が定められた。(9:30-31) |
4 王妃となるエステル (2:5-23) さて、王の命令と定めが発布され、大勢の娘が要塞の町スサのヘガイのもとに集められた。(2:8) | 要塞の町スサでの王の命令 | 12 ユダヤ人の復讐 (9:1-19) 要塞の町スサでユダヤ人に殺され、滅ぼされた者の数は五百人に達した。(9:6) |
5 ハマンの策略 (3:1-3:15) 急使はこの勅書を全国に送り届け、第十二の月、すなわちアダルの月の十三日に、しかもその日のうちに、ユダヤ人は老若男女を問わず一人残らず滅ぼされ、殺され、絶滅させられ、その持ち物は没収されることとなった。(3:13) | 王の命令 | 11 ユダヤ人の喜び (8:9-8:17) こうして王の命令によって、どの町のユダヤ人にも自分たちの命を守るために集合し、自分たちを迫害する民族や州の軍隊を女や子供に至るまで一人残らず滅ぼし、殺し、絶滅させ、その持ち物を奪い取ることが許された。(8:11) |
6 モルデカイの提案 (4:1-C:30) 彼はスサで公示されたユダヤ人絶滅の触れ書きの写しを託し、これをエステルに見せて説明するように頼んだ。同時に、彼女自身が王のもとに行って、自分の民族のために寛大な処置を求め、嘆願するように伝言させた。(4:8) | 王への嘆願 | 10 ユダヤ人迫害、取り消される (8:1-8) お前たちはよいと思うことをユダヤ人のために王の名によって書き記し、王の指輪で印を押すがよい。王の名によって書き記され、王の指輪で印を押された文書は、取り消すことができない。(8:8) |
7 エステル、王とハマンを招待する (D:1-5:14) 妻のゼレシュは、ハマンの親しい友だちと口をそろえて言った。「五十アンマもある高い柱を立て、明朝、王にモルデカイをそれにつるすよう進言してはいかがですか。王と一緒に、きっと楽しく酒宴に行けます。」ハマンはこの言葉が気に入り、柱を立てさせた。 (5:14) | ハマンの柱 | 9 ハマン、失脚する (7:1-10) こうしてハマンは、自分がモルデカイのために立てた柱につるされ、王の怒りは治まった。 (7:10) |