前半 | 関係性 | 後半 |
1 知恵の賛歌 (1:1-30) すべての知恵は、主から来る。主と共に永遠に存在する(1:1) | 知恵の賛歌 | 25 知恵の賛歌 (24:1-34) 知恵は自分自身をほめたたえ、その民の中で誇らしげに歌う(24:1) |
2 主を畏れる人 (2:1-18) 主を畏れる人たちよ、主の憐れみを待ち望め。わき見をしてはならない。さもないと、道を踏み外す。(2:7) | 主を畏れる | 24 不貞 (23:16-28) こうして、後に残った人々は悟るであろう。主を畏れることは、すべてにまさり、主の戒めに従うことは何よりも麗しいと。(23:27) |
3 子への戒め (3:1-4:10) 子供たちよ、父の戒めに耳を傾け、それを守れ。そうすれば、つつがなく暮らせる。(3:1) | 子への諭し | 23 口のきき方 (23:7-15) 子らよ、口の利き方についての教訓を聞け。これを守る者は、決して災いに陥らない。(23:7) |
4 知恵を信頼する (4:11-5:15) 軽はずみな口を利くな。仕事を怠けたり、なげやりにしたりするな。(4:29) | 沈黙 | 22 罪からの救いを願う祈り (22:27-23:6) だれがわたしの口に見張りを置き、わたしの唇に堅く封印してくださるのか。わたしが唇で過ちに陥らず、舌がわたしを滅ぼさないために。(22:27) |
5 誠実な友 (6:1-17) 友となるべきときに、裏切って敵となるな(6:1) | 友との争い | 21 知恵ある人と愚か者 (21:1-22:26) 友に向かって剣を抜いたとしても、望みを捨てるな。まだ和解の道はある。 (22:21) |
6 知恵を求めよ (6:18-37) 子よ、若いときから教訓を受け入れよ。白髪になるまでに、知恵を見いだすように。(6:18) | 知恵を得る | 20 贈り物 (20:1-32) 自分の知恵を隠す人よりは、自分の愚かさを隠す人の方がましだ。(20:31) |
7 悪を避けよ (7:1-8:7) 悪を行うな。そうすれば、悪はお前を襲わない。(7:1) | 悪を避ける | 19 口を慎む (19:4-30) すぐに人を信じる者は、心が浅はかであり、罪を犯す者は、自分自身を損なう。(19:4) |
8 知恵ある者 (8:8-9:18) 罪人の情欲の炭に火をつけるな。その燃える炎で、やけどをしないともかぎらない。(8:10) | 情欲 | 18 用心深く (18:15-19:3) 欲望に引きずられるな。情欲を抑えよ。(18:30) |
9 統治者 (10:1-27) どんな被造物が尊敬に値するか。人類だ。どんな人が尊敬に値するか。主を畏れる人だ。どんな被造物が尊敬に値しないか。人類だ。どんな人が尊敬に値しないか。掟を破る者だ。(10:19) | 創造 | 17 主の裁き (17:25-18:14) 永遠に生きている方が、万物をことごとく造られた。(18:1) |
10 貧困と富 (10:28-11:28) 契約をしっかり守り、それに心を向け、自分の務めを果たしながら年老いていけ。(11:20) | 契約 | 16 創造の業 (16:26-17:24) 主は、彼らと永遠の契約を結び、御自分の裁きを示された。(17:12) |
11 真の友 (11:29-12:18) いと高き方御自身も、罪人を憎み、不信仰な人にあだを返される。(12:6) | 悪への罰 | 15 悪人への罰 (16:1-25) 罪人の集まる所に、焼き尽くす火が燃え上がり、反逆の民の間に、神の怒りが燃え盛った。(16:6) |
12 金持ちと権力者 (13:1-26) 高慢な人にとって、謙遜が忌まわしいように、金持ちにとって、貧乏人は忌まわしい。(13:20) | 高慢 | 14 知恵を悟る (15:1-20) 知恵は、高慢な者から離れており、偽りを言う者の心には決して思い浮かばない。(15:8) |
前半 | 関係性 | 後半 |
25 知恵の賛歌 (24:1-34) わたしが苦労してこの仕事をしたのは、自分のためだけではなく、知恵を求めるすべての人のためでもあることを理解してほしい。(24:34) | 知恵を記す | 49 結び (50:27-29) 悟りと知識の教訓をこの書物に書き記したのは、シラ・エレアザルの子、エルサレムに住むイエススである。彼は知恵をその心から注ぎ出した。(50:27) |
26 良い妻と悪い妻 (25:1-27:3) わたしの心は次の三つのものに悩まされるが、四番目のものには顔を向けるのさえ恐ろしい。町の人たちからの中傷、烏合の衆の雑言、誹謗、これらは死より忌まわしい。(26:5) | 忌まわしい者 | 48 先祖 (44:1-50:26) わたしの魂は二つの民を忌み嫌う。三つ目は民とはいえない。(50:25) |
27 秘密の暴露 (27:4-21) 樹木の手入れは、実を見れば明らかなように、心の思いは話を聞けば分かる。(27:6) | 思いと言葉 | 47 万物の創造 (42:15-43:33) いかなる思いも、主は見逃さず、一言半句も主は聞き逃されない。(42:20) |
28 悪を行う者 (27:22-28:7) 掟を忘れず、隣人に対して怒りを抱くな。いと高き方の契約を忘れず、他人のおちどには寛容であれ。(28:7) | 契約 | 46 恥 (41:14-42:14) いと高き方の律法と契約、不信仰な者への正しい裁きを恥じるな。(42:2) |
29 陰口 (28:8-26) 罪深い者は、友情にひびを入れ、和やかに暮らしている人たちに不和をもたらす。(28:9) | 罪人 | 45 死を思う (40:18-41:13) 罪人の子らは忌み嫌われる。彼らは不信仰な者の巣窟で育てられる(41:5) |
30 隣人の援助 (29:1-28) 施しをお前の倉に蓄えておけ。それはお前をあらゆる災難から救ってくれる。(29:12) | 施し | 44 生の苦労 (40:1-17) しかし慈しみは、祝福に満ちた楽園のようなもの。施しは永遠に残る。(40:17) |
31 子のしつけ (30:1-13) 子をしつける親は、その子のお陰で楽ができ、知人の間で自慢ができる。(30:2) | 子のしつけ | 43 主の御業 (39:12-35) わたしの語ることを聞け、敬虔な子らよ、流れのほとりに育つばらのように、若枝を出せ。(39:13) |
32 健康と富 (30:14-31:11) その人の財産は揺るぎないものとなり、会衆は彼の施しを数え上げ、たたえるであろう。(31:11) | 称賛される者 | 42 学者 (38:24-39:11) 多くの人々は彼の悟りを褒めそやし、彼は永遠に忘れ去られることはない。彼についての記憶は消え去らず、その名は代々に生きる。(39:9) |
33 食卓 (31:12-32:13) 時をわきまえ、適度に飲む酒は、心を浮き立たせ、人を陽気にさせる。(31:28) | 気分 | 41 医者 (38:1-23) 悲しみに心を奪われてはならない。人生の終わりであったとあきらめ、悲しみを払いのけよ。(38:20) |
34 律法 (32:14-33:6) よく考えずに何事をも行うな。そうすれば、何をしても後で悔やむことがない。(32:19) | 熟慮 | 40 自分自身の究明 (37:13-31) 子よ、生きているかぎり、自分自身を究明し、自分に何が有害かを見極め、それを避けよ。(37:27) |
35 罪人と信仰者 (33:7-33) 主は、あふれるばかりの知識によって、人々に違いをつくり、それぞれに、異なった道を歩ませられた。(33:11) | 人の異なり | 39 助言者 (36:18-37:12) 女は、どのような男にも、身を任せるが、男は、あの娘よりはこの娘をと、えり好む。(36:26) |
36 経験と空想 (34:1-12) 占い、前兆、夢のたぐいは、無意味なもの。陣痛の中で思い描く、女の妄想のようなもの。(34:5) | 妄想/しるし | 38 主のしるし (36:1-17) しるしを新たにし、不思議な業を繰り返して(36:6) |