前半 | 関係性 | 後半 |
1 序 (1:1-7) 神に愛され、召されて聖なる者となったローマの人たち一同へ。わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。(1:7) | 挨拶 | 31 個人的な挨拶・神への賛美 (16:1-27) この知恵ある唯一の神に、イエス・キリストを通して栄光が世々限りなくありますように、アーメン。 (16:27) |
2 ローマ訪問の願い (1:8-15) それで、ローマにいるあなたがたにも、ぜひ福音を告げ知らせたいのです。(1:15) | ローマ訪問の願い | 30 ローマ訪問の計画 (15:22-33) しかし今は、もうこの地方に働く場所がなく、その上、何年も前からあなたがたのところに行きたいと切望していたので、 15:24 イスパニアに行くとき、訪ねたいと思います。(15:23-24) |
3 福音の力 (1:16-17) わたしは福音を恥としない。福音は、ユダヤ人をはじめ、ギリシア人にも、信じる者すべてに救いをもたらす神の力だからです。(1:16) | パウロの福音宣教 | 29 宣教者パウロの使命 (15:14-21) このようにキリストの名がまだ知られていない所で福音を告げ知らせようと、わたしは熱心に努めてきました。(15:20) |
4 人類の罪 (1:18-32) 神の真理を偽りに替え、造り主の代わりに造られた物を拝んでこれに仕えたのです。(1:25) | 神の真理 | 28 自分ではなく隣人を喜ばせる・福音はユダヤ人と異邦人のためにある (15:1-13) キリストは神の真実を現すために、割礼ある者たちに仕える者となられたのです。(15:8) |
5 神の正しい裁き (2:1-16) だから、すべて人を裁く者よ、弁解の余地はない。あなたは、他人を裁きながら、実は自分自身を罪に定めている。あなたも人を裁いて、同じことをしているからです。(2:1) | 裁くな | 27 兄弟を裁いてはならない・兄弟を罪に誘ってはならない (14:1-23) 食べる人は、食べない人を軽蔑してはならないし、また、食べない人は、食べる人を裁いてはなりません。(14:3) |
5 神の正しい裁き (2:1-16) そのことは、神が、わたしの福音の告げるとおり、人々の隠れた事柄をキリスト・イエスを通して裁かれる日に、明らかになるでしょう。(2:16) | 神の裁きの日 | 27 兄弟を裁いてはならない・兄弟を罪に誘ってはならない (14:1-23) わたしたちは皆、神の裁きの座の前に立つのです。(14:10) |
6 ユダヤ人と律法 (2:17-29) それならば、あなたは他人には教えながら、自分には教えないのですか。「盗むな」と説きながら、盗むのですか。 2:22「姦淫するな」と言いながら、姦淫を行うのですか。偶像を忌み嫌いながら、神殿を荒らすのですか。(2:21-22) | 律法の掟 | 26 隣人愛・救いは近づいている (13:8-14) 「姦淫するな、殺すな、盗むな、むさぼるな」、そのほかどんな掟があっても、「隣人を自分のように愛しなさい」という言葉に要約されます。(13:9) |
7 正しい者は一人もいない (3:1-18) それに、もしそうであれば、「善が生じるために悪をしよう」とも言えるのではないでしょうか。わたしたちがこう主張していると中傷する人々がいますが、こういう者たちが罰を受けるのは当然です。(3:8) | 善悪の報い | 25 支配者への従順 (13:1-7) 権威者は、あなたに善を行わせるために、神に仕える者なのです。しかし、もし悪を行えば、恐れなければなりません。権威者はいたずらに剣を帯びているのではなく、神に仕える者として、悪を行う者に怒りをもって報いるのです。(13:4) |
8 信仰による義 (3:19-31) では、人の誇りはどこにあるのか。それは取り除かれました。(3:27) | 誇るな | 24 キリストにおける新しい生活・キリスト教的生活の規範 (12:1-21) 自分を過大に評価してはなりません。むしろ、神が各自に分け与えてくださった信仰の度合いに応じて慎み深く評価すべきです。(12:3) |
8 信仰による義 (3:19-31) 神はこのキリストを立て、その血によって信じる者のために罪を償う供え物となさいました。(3:25) | 自らを献げる | 24 キリストにおける新しい生活・キリスト教的生活の規範 (12:1-21) 自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。(12:1) |
9 アブラハムの模範 (4:1-12) アブラハムは、割礼を受ける前に信仰によって義とされた証しとして、割礼の印を受けたのです。こうして彼は、割礼のないままに信じるすべての人の父となり、彼らも義と認められました。(4:11) | 先祖の選び | 23 イスラエルの再興 (11:25-36) 福音について言えば、イスラエル人は、あなたがたのために神に敵対していますが、神の選びについて言えば、先祖たちのお陰で神に愛されています。(11:28) |
10 信仰によって実現される約束 (4:13-25) 従って、信仰によってこそ世界を受け継ぐ者となるのです。恵みによって、アブラハムのすべての子孫、つまり、単に律法に頼る者だけでなく、彼の信仰に従う者も、確実に約束にあずかれるのです。彼はわたしたちすべての父です。(4:16) | 信仰によって義とされる | 22 イスラエルの残りの者・異邦人の救い (11:11-24) そのとおりです。ユダヤ人は、不信仰のために折り取られましたが、あなたは信仰によって立っています。(11:20) |
11 信仰によって義とされて (5:1-11) このキリストのお陰で、今の恵みに信仰によって導き入れられ、神の栄光にあずかる希望を誇りにしています(5:2) | 恵み | 21 万人の救い (11:1-10) 同じように、現に今も、恵みによって選ばれた者が残っています(11:5) |
12 アダムとキリスト (5:12-21) 一人の罪によって、その一人を通して死が支配するようになったとすれば、なおさら、神の恵みと義の賜物とを豊かに受けている人は、一人のイエス・キリストを通して生き、支配するようになるのです。(5:17) | キリストによって義とされる | 20 イスラエルと福音 (9:30-10:21) キリストは律法の目標であります、信じる者すべてに義をもたらすために。(10:4) |
13 罪に死にキリストに生きる (6:1-23) それは、キリストが御父の栄光によって死者の中から復活させられたように、わたしたちも新しい命に生きるためなのです。(6:4) | 栄光を与えられる | 19 神の怒りと憐れみ (9:1-29) それも、憐れみの器として栄光を与えようと準備しておられた者たちに、御自分の豊かな栄光をお示しになるためであったとすれば、どうでしょう。(9:23) |
14 結婚の比喩 (7:1-6) ところで、兄弟たち、あなたがたも、キリストの体に結ばれて、律法に対しては死んだ者となっています。それは、あなたがたが、他の方、つまり、死者の中から復活させられた方のものとなり、こうして、わたしたちが神に対して実を結ぶようになるためなのです。(7:4) | 復活のキリストのうちに | 18 キリストにおける神の愛 (8:31-39) だれがわたしたちを罪に定めることができましょう。死んだ方、否、むしろ、復活させられた方であるキリスト・イエスが、神の右に座っていて、わたしたちのために執り成してくださるのです。(8:34) |
15 内在する罪の問題 (7:7-25) わたしはなんと惨めな人間なのでしょう。死に定められたこの体から、だれがわたしを救ってくれるでしょうか。 7:25 わたしたちの主イエス・キリストを通して神に感謝いたします。このように、わたし自身は心では神の律法に仕えていますが、肉では罪の法則に仕えているのです。(7:24-25) | 罪への隷属からの解放の希望 | 17 将来の栄光・神の愛 (8:18-30) つまり、被造物も、いつか滅びへの隷属から解放されて、神の子供たちの栄光に輝く自由にあずかれるからです。(8:21) |
前半 | 関係性 | 後半 |
1 序 (1:1-7) 御子は、肉によればダビデの子孫から生まれ、 01:04 聖なる霊によれば、死者の中からの復活によって力ある神の子と定められたのです。(1:3-4) | 霊と肉 | 16 霊による命 (8:1-17) 肉に従って歩む者は、肉に属することを考え、霊に従って歩む者は、霊に属することを考えます。(8:5) |
2 ローマ訪問の願い (1:8-15) ほかの異邦人のところと同じく、あなたがたのところでも何か実りを得たいと望んで、何回もそちらに行こうと企てながら、今日まで妨げられているのです。(1:13) | 行おうとすることが行えない | 15 内在する罪の問題 (7:7-25) わたしは、自分の内には、つまりわたしの肉には、善が住んでいないことを知っています。善をなそうという意志はありますが、それを実行できないからです。(7:18) |
3 福音の力 (1:16-17) 「正しい者は信仰によって生きる」と書いてあるとおりです。(1:17) | 新しい生き方 | 14 結婚の比喩 (7:1-6) その結果、文字に従う古い生き方ではなく、”霊”に従う新しい生き方で仕えるようになっているのです。(7:6) |
4 人類の罪 (1:18-32) 彼らは、このようなことを行う者が死に値するという神の定めを知っていながら、自分でそれを行うだけではなく、他人の同じ行為をも是認しています。 (1:32) | 罪による死 | 13 罪に死にキリストに生きる (6:1-23) 罪が支払う報酬は死です。(6:23) |
5 神の正しい裁き (2:1-16) あなたは、他人を裁きながら、実は自分自身を罪に定めている。(2:1) | 罪と裁き | 12 アダムとキリスト (5:12-21) 裁きの場合は、一つの罪でも有罪の判決が下されますが、恵みが働くときには、いかに多くの罪があっても、無罪の判決が下されるからです。(5:16) |
6 ユダヤ人と律法 (2:17-29) ところで、あなたはユダヤ人と名乗り、律法に頼り、神を誇りとし、 02:18 その御心を知り、律法によって教えられて何をなすべきかをわきまえています。(2:17-18) | 律法を誇る/キリストを誇る | 11 信仰によって義とされて (5:1-11) このキリストのお陰で、今の恵みに信仰によって導き入れられ、神の栄光にあずかる希望を誇りにしています。(5:2) |
7 正しい者は一人もいない (3:1-18) それはいったいどういうことか。彼らの中に不誠実な者たちがいたにせよ、その不誠実のせいで、神の誠実が無にされるとでもいうのですか。(3:3) | 信仰と不信仰 | 10 信仰によって実現される約束 (4:13-25) 彼は不信仰に陥って神の約束を疑うようなことはなく、むしろ信仰によって強められ、神を賛美しました。(4:20) |
8 信仰による義 (3:19-31) すなわち、イエス・キリストを信じることにより、信じる者すべてに与えられる神の義です。(3:22) | 信仰による義 | 9 アブラハムの模範 (4:1-12) アブラハムは神を信じた。それが、彼の義と認められた(4:3) |
前半 | 関係性 | 後半 |
16 霊による命 (8:1-17) キリスト・イエスによって命をもたらす霊の法則が、罪と死との法則からあなたを解放したからです。 (8:2) | 悪の滅び | 31 個人的な挨拶・神への賛美 (16:1-27) 平和の源である神は間もなく、サタンをあなたがたの足の下で打ち砕かれるでしょう。(16:20) |
17 将来の栄光・神の愛 (8:18-30) 被造物だけでなく、”霊”の初穂をいただいているわたしたちも、神の子とされること、つまり、体の贖われることを、心の中でうめきながら待ち望んでいます。(8:23) | 霊が与えられる | 30 ローマ訪問の計画 (15:22-33) 異邦人はその人たちの霊的なものにあずかったのですから、肉のもので彼らを助ける義務があります。(15:27) |
18 キリストにおける神の愛 (8:31-39) わたしは確信しています(8:38) | 確信 | 29 宣教者パウロの使命 (15:14-21) このわたしは確信しています(15:14) |
19 神の怒りと憐れみ (9:1-29) わたしは、自分の民でない者をわたしの民と呼び、愛されなかった者を愛された者と呼ぶ。(9:25) | 異邦人の選び | 28 自分ではなく隣人を喜ばせる・福音はユダヤ人と異邦人のためにある (15:1-13) そのため、わたしは異邦人の中であなたをたたえ、あなたの名をほめ歌おう(15:9) |
20 イスラエルと福音 (9:30-10:21) 彼らはつまずきの石につまずいたのです。(9:32) | つまずき | 27 兄弟を裁いてはならない・兄弟を罪に誘ってはならない (14:1-23) むしろ、つまずきとなるものや、妨げとなるものを、兄弟の前に置かないように決心しなさい。(14:13) |
21 万人の救い (11:1-10) 主よ、彼らはあなたの預言者たちを殺し、あなたの祭壇を壊しました(11:3) | 殺す | 26 隣人愛・救いは近づいている (13:8-14) 姦淫するな、殺すな、盗むな、むさぼるな(13:9) |
22 イスラエルの残りの者・異邦人の救い (11:11-24) 思い上がってはなりません。むしろ恐れなさい。(11:20) | 恐れる | 25 支配者への従順 (13:1-7) 実際、支配者は、善を行う者にはそうではないが、悪を行う者には恐ろしい存在です。あなたは権威者を恐れないことを願っている。(13:3) |
23 イスラエルの再興 (11:25-36) 兄弟たち、自分を賢い者とうぬぼれないように、次のような秘められた計画をぜひ知ってもらいたい。(11:25) | 賢い者とうぬぼれるな | 24 キリストにおける新しい生活・キリスト教的生活の規範 (12:1-21) 自分を賢い者とうぬぼれてはなりません。(12:16) |