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ヤコブの手紙の修辞構造

3分割での集中構造(コンチェントリック)と交差配列(キアスムス)


3-1

1 挨拶 (1:1-18)
  2 神の言葉を聞いて実践する (1:19-27)
3 人を分け隔てしてはならない (2:1-13)
前半関係性後半
1 挨拶 (1:1-18)
信仰が試されることで忍耐が生じると、あなたがたは知っています。(1:3)
信仰3 人を分け隔てしてはならない (2:1-13)
わたしの愛する兄弟たち、よく聞きなさい。神は世の貧しい人たちをあえて選んで、信仰に富ませ、御自身を愛する者に約束された国を、受け継ぐ者となさったではありませんか。 (2:5)

3-2

4 行いを欠く信仰は死んだもの (2:14-26)
  5 舌を制御する (3:1-12)
6 上からの知恵 (3:13-18)
前半関係性後半
4 行いを欠く信仰は死んだもの (2:14-26)
1-1参照
1-1参照6 上からの知恵 (3:13-18)
1-1参照

3-3

7 神に服従しなさい (4:1-12)
  8 誇り高ぶるな (4:13-5:6)
9 忍耐と祈り (5:7-20)
前半関係性後半
7 神に服従しなさい (4:1-12)
兄弟の悪口を言ったり、自分の兄弟を裁いたりする者は、律法の悪口を言い、律法を裁くことになります。(4:11)
裁き9 忍耐と祈り (5:7-20)
兄弟たち、裁きを受けないようにするためには、互いに不平を言わぬことです。裁く方が戸口に立っておられます。(5:9)

聖書の引用は「新共同訳聖書」より