トップ  >  聖書の修辞構造  >  エステル記  >  3

エステル記の修辞構造

3分割での集中構造(コンチェントリック)と交差配列(キアスムス)


3-1

1 クセルクセス王の酒宴(1:1-22)
  2 王妃となるエステル(2:1-18)
    3 モルデカイの貢献(2:19-23)
  4 ハマンの策略(3:1-15)
5 モルデカイの提案(4:1-17)
位置関係性前半後半
1-5王の元に行くそれが終わると、王は七日間、酒宴を王宮の庭園で催し、要塞の町スサに住む者を皆、身分の上下を問わず招いた。(1:5)早速、スサにいるすべてのユダヤ人を集め、私のために三日三晩断食し、飲食を一切断ってください。私も女官たちと共に、同じように断食いたします。このようにしてから、定めに反することではありますが、私は王のもとに参ります。このために死ななければならないのでしたら、死ぬ覚悟でおります。(4:16)
2-4王への進言が聞き入れられる御目にかなう娘がいれば、ワシュティに代わる王妃になさってはいかがでしょうか。」これは王の意にかない、王はそうすることにした。(2:4)王は指輪をはずし、ユダヤ人の迫害者、アガグ人ハメダタの子ハマンに渡して、 03:11 言った。「銀貨はお前に任せる。その民族はお前が思うようにしてよい。」(3:10-11)

3-1-1

1 クセルクセス王の酒宴(1:1-22)
  2 王妃となるエステル(2:1-18)
3 モルデカイの貢献(2:19-23)
位置関係性前半後半
1-3王への進言王にも大臣たちにもこの発言は適切であると思われ、王はメムカンの言うとおりにした(1:21) それを知ったモルデカイは王妃エステルに知らせたので、彼女はモルデカイの名でこれを王に告げた(2:22)

3-1-2

3 モルデカイの貢献(2:19-23)
  4 ハマンの策略(3:1-15)
5 モルデカイの提案(4:1-17)
位置関係性前半後半
3-52-1参照2-1参照2-1参照

3-2

5 モルデカイの提案(4:1-17)
  6 エステル、王とハマンを招待する(5:1-14)
    7 モルデカイの栄誉(6:1-14)
  8 ハマン、失脚する(7:1-10)
9 ユダヤ人迫害、取り消される(8:1-8)
位置関係性前半後半
5-91-1参照1-1参照1-1参照
6-81-1参照1-1参照1-1参照

3-2-1

5 モルデカイの提案(4:1-17)
  6 エステル、王とハマンを招待する(5:1-14)
7 モルデカイの栄誉(6:1-14)
位置関係性前半後半
5-7モルデカイの進言ハタクは戻ってモルデカイの言葉をエステルに伝えた。(4:9)そこには、王の私室の番人である二人の宦官、ビグタンとテレシュが王を倒そうと謀り、これをモルデカイが知らせたという記録があった。(6:2)

3-2-2

7 モルデカイの栄誉(6:1-14)
  8 ハマン、失脚する(7:1-10)
9 ユダヤ人迫害、取り消される(8:1-8)
位置関係性前半後半
7-9モルデカイの栄誉ハマンは王の服と馬を受け取り、その服をモルデカイに着せ、都の広場で彼を王の馬に乗せ、その前で、「王が栄誉を与えることを望む者には、このようなことがなされる」と、触れ回った。(6:11) 王はハマンから取り返した指輪をモルデカイに与え、エステルは彼をハマンの家の管理人とした。(8:2)

3-3

9 ユダヤ人迫害、取り消される(8:1-8)
  10 ユダヤ人の喜び(8:9-17)
    11 ユダヤ人の復讐(9:1-19)
  12 プリムは運命の祭り(9:20-32)
13 モルデカイの栄誉(10:1-3)
位置関係性前半後半
9-13モルデカイの地位 王はハマンから取り返した指輪をモルデカイに与え、エステルは彼をハマンの家の管理人とした。(8:2)ユダヤ人モルデカイはクセルクセス王に次ぐ地位についたからである。(10:3)
10-12書類が送られる クセルクセス王の名によって書き記され、王の指輪で印を押してあった。その文書は王家の飼育所で育てられた御用馬の早馬に乗った急使によって各地に届けられた。(8:10)クセルクセスの王国百二十七州にいるすべてのユダヤ人に、平和と真実の言葉をもって文書が送られ(9:30)

3-3-1

9 ユダヤ人迫害、取り消される(8:1-8)
  10 ユダヤ人の喜び(8:9-17)
11 ユダヤ人の復讐(9:1-19)
位置関係性前半後半
9-112-2参照2-2参照2-2参照

3-3-2

11 ユダヤ人の復讐(9:1-19)
  12 プリムは運命の祭り(9:20-32)
13 モルデカイの栄誉(10:1-3)
位置関係性前半後半
11-13モルデカイの栄誉モルデカイは王宮で大きな勢力を持ち、その名声はすべての州に広がった。まさにこのモルデカイという人物は、日の出の勢いであった。(9:4)王が権威をもって勇敢に遂行したすべての事業と、またその王が高めてモルデカイに与えた栄誉の詳細は、『メディアとペルシアの王の年代記』に書き記されている。(10:2)

聖書の引用は「新共同訳聖書」より