前半 | 関係性 | 後半 |
1 序 (1:1-7) わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。(1:7) | 平和 | 7 正しい者は一人もいない (3:1-18) 彼らは平和の道を知らない。(3:17) |
2 ローマ訪問の願い (1:8-15) あなたがたにぜひ会いたいのは、”霊”の賜物をいくらかでも分け与えて、力になりたいからです。(1:11) | 霊の賜物 | 6 ユダヤ人と律法 (2:17-29) 内面がユダヤ人である者こそユダヤ人であり、文字ではなく”霊”によって心に施された割礼こそ割礼なのです。(2:29) |
3 福音の力 (1:16-17) 福音には、神の義が啓示されていますが、それは、初めから終わりまで信仰を通して実現されるのです。 (1:17) | 神の義 | 5 神の正しい裁き (2:1-16) 律法を聞く者が神の前で正しいのではなく、これを実行する者が、義とされるからです。(2:13) |
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1 序 (1:1-7) この福音は、神が既に聖書の中で預言者を通して約束されたもので、 01:03 御子に関するものです。(1:2-3) | 啓示 / 自然神学 | 4 人類の罪 (1:18-32) 世界が造られたときから、目に見えない神の性質、つまり神の永遠の力と神性は被造物に現れており、これを通して神を知ることができます。(1:20) |
2 ローマ訪問の願い (1:8-15) わたしは、御子の福音を宣べ伝えながら心から神に仕えています。(1:9) | 福音宣教 | 3 福音の力 (1:16-17) わたしは福音を恥としない。福音は、ユダヤ人をはじめ、ギリシア人にも、信じる者すべてに救いをもたらす神の力だからです。(1:16) |
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4 人類の罪 (1:18-32) あらゆる不義、悪、むさぼり、悪意に満ち、ねたみ、殺意、不和、欺き、邪念にあふれ、陰口を言い、 1:30 人をそしり、神を憎み、人を侮り、高慢であり、大言を吐き、悪事をたくらみ、親に逆らい、 1:31 無知、不誠実、無情、無慈悲です。 (1:29-31) | 人の罪 | 7 正しい者は一人もいない (3:1-18) 正しい者はいない。一人もいない。 3:11 悟る者もなく、神を探し求める者もいない。 3:12 皆迷い、だれもかれも役に立たない者となった。善を行う者はいない。ただの一人もいない。3:13 彼らののどは開いた墓のようであり、彼らは舌で人を欺き、その唇には蝮の毒がある。 3:14 口は、呪いと苦味で満ち、 3:15 足は血を流すのに速く、 3:16 その道には破壊と悲惨がある。 3:17 彼らは平和の道を知らない。3:18 彼らの目には神への畏れがない。(3:10-18) |
5 神の正しい裁き (2:1-16) 律法を聞く者が神の前で正しいのではなく、これを実行する者が、義とされるからです。(2:13) | 律法を行う | 6 ユダヤ人と律法 (2:17-29) あなたが受けた割礼も、律法を守ればこそ意味があり、律法を破れば、それは割礼を受けていないのと同じです。(2:25) |
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7 正しい者は一人もいない (3:1-18) 既に指摘したように、ユダヤ人もギリシア人も皆、罪の下にあるのです。(3:9) | 罪による支配 | 13 罪に死にキリストに生きる (6:1-23) わたしたちの古い自分がキリストと共に十字架につけられたのは、罪に支配された体が滅ぼされ、もはや罪の奴隷にならないためであると知っています。(6:6) |
8 信仰による義 (3:19-31) 人は皆、罪を犯して神の栄光を受けられなくなっていますが、 03:24 ただキリスト・イエスによる贖いの業を通して、神の恵みにより無償で義とされるのです。(3:23-24) | イエスキリストによる救い | 12 アダムとキリスト (5:12-21) 一人の罪によって多くの人が死ぬことになったとすれば、なおさら、神の恵みと一人の人イエス・キリストの恵みの賜物とは、多くの人に豊かに注がれるのです。(5:15) |
9 アブラハムの模範 (4:1-12) アブラハムは神を信じた。それが、彼の義と認められた(4:3) | 義とされる | 11 信仰によって義とされて (5:1-11) それで今や、わたしたちはキリストの血によって義とされたのですから、キリストによって神の怒りから救われるのは、なおさらのことです。(5:9) |
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7 正しい者は一人もいない (3:1-18) 1-1-1参照 | 1-1-1参照 | 10 信仰によって実現される約束 (4:13-25) 1-1-1参照 |
8 信仰による義 (3:19-31) 1-1-1参照 | 1-1-1参照 | 9 アブラハムの模範 (4:1-12) 1-1-1参照 |
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10 信仰によって実現される約束 (4:13-25) わたしたちのためにも記されているのです。わたしたちの主イエスを死者の中から復活させた方を信じれば、わたしたちも義と認められます。(4:24) | 死と復活にあずかる | 13 罪に死にキリストに生きる (6:1-23) わたしたちは洗礼によってキリストと共に葬られ、その死にあずかるものとなりました。それは、キリストが御父の栄光によって死者の中から復活させられたように、わたしたちも新しい命に生きるためなのです。(6:4) |
11 信仰によって義とされて (5:1-11) それで今や、わたしたちはキリストの血によって義とされたのですから、キリストによって神の怒りから救われるのは、なおさらのことです。(5:9) | キリストによって義とされる | 12 アダムとキリスト (5:12-21) 一人の罪によって、その一人を通して死が支配するようになったとすれば、なおさら、神の恵みと義の賜物とを豊かに受けている人は、一人のイエス・キリストを通して生き、支配するようになるのです。(5:17) |
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13 罪に死にキリストに生きる (6:1-23) 1-1参照 | 1-1参照 | 19 神の怒りと憐れみ (9:1-29) 1-1参照 |
14 結婚の比喩 (7:1-6) 1-1参照 | 1-1参照 | 18 キリストにおける神の愛 (8:31-39) 1-1参照 |
15 内在する罪の問題 (7:7-25) 1-1参照 | 1-1参照 | 17 将来の栄光・神の愛 (8:18-30) 1-1参照 |
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13 罪に死にキリストに生きる (6:1-23) それは、キリストが御父の栄光によって死者の中から復活させられたように、わたしたちも新しい命に生きるためなのです。(6:4) | 新しい命 | 16 霊による命 (8:1-17) キリストがあなたがたの内におられるならば、体は罪によって死んでいても、”霊”は義によって命となっています。 (8:10) |
14 結婚の比喩 (7:1-6) わたしたちが肉に従って生きている間は、罪へ誘う欲情が律法によって五体の中に働き、死に至る実を結んでいました。(7:5) | 肉は罪に従う | 15 内在する罪の問題 (7:7-25) このように、わたし自身は心では神の律法に仕えていますが、肉では罪の法則に仕えているのです。 (7:25) |
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16 霊による命 (8:1-17) 肉の弱さのために律法がなしえなかったことを、神はしてくださったのです。つまり、罪を取り除くために御子を罪深い肉と同じ姿でこの世に送り、その肉において罪を罪として処断されたのです。(8:3) | 約束の子 | 19 神の怒りと憐れみ (9:1-29) すなわち、肉による子供が神の子供なのではなく、約束に従って生まれる子供が、子孫と見なされるのです。(9:8) |
17 将来の栄光・神の愛 (8:18-30) 神はあらかじめ定められた者たちを召し出し、召し出した者たちを義とし、義とされた者たちに栄光をお与えになったのです(8:30) | 義認 | 18 キリストにおける神の愛 (8:31-39) だれが神に選ばれた者たちを訴えるでしょう。人を義としてくださるのは神なのです。(8:33) |
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19 神の怒りと憐れみ (9:1-29) 人よ、神に口答えするとは、あなたは何者か。造られた物が造った者に、「どうしてわたしをこのように造ったのか」と言えるでしょうか。(9:20) | 神によって作られたもの | 25 支配者への従順 (13:1-7) 人は皆、上に立つ権威に従うべきです。神に由来しない権威はなく、今ある権威はすべて神によって立てられたものだからです。(13:1) |
20 イスラエルと福音 (9:30-10:21) イスラエルは、信仰によってではなく、行いによって達せられるかのように、考えたからです。彼らはつまずきの石につまずいたのです。(9:32) | 自身を過大評価するな | 24 キリストにおける新しい生活・キリスト教的生活の規範 (12:1-21) 自分を過大に評価してはなりません。むしろ、神が各自に分け与えてくださった信仰の度合いに応じて慎み深く評価すべきです。(12:3) |
21 万人の救い (11:1-10) イスラエルは求めているものを得ないで、選ばれた者がそれを得たのです(11:7) | 神の選び | 23 イスラエルの再興 (11:25-36) 福音について言えば、イスラエル人は、あなたがたのために神に敵対していますが、神の選びについて言えば、先祖たちのお陰で神に愛されています(11:28) |
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19 神の怒りと憐れみ (9:1-29) 焼き物師と粘土のたとえ | 神の選び | 22 イスラエルの残りの者・異邦人の救い (11:11-24) オリーブの枝のたとえ |
20 イスラエルと福音 (9:30-10:21) しかし、イスラエルは義の律法を追い求めていたのに、その律法に達しませんでした(9:31) | イスラエルの救い | 21 万人の救い (11:1-10) イスラエルは求めているものを得ないで、選ばれた者がそれを得たのです(11:7) |
前半 | 関係性 | 後半 |
22 イスラエルの残りの者・異邦人の救い (11:11-24) 1-1-2参照 | 1-1-2参照 | 25 支配者への従順 (13:1-7) 1-1-2参照 |
23 イスラエルの再興 (11:25-36) 1-1-2参照 | 1-1-2参照 | 24 キリストにおける新しい生活・キリスト教的生活の規範 (12:1-21) 1-1-2参照 |
前半 | 関係性 | 後半 |
25 支配者への従順 (13:1-7) 実際、支配者は、善を行う者にはそうではないが、悪を行う者には恐ろしい存在です。あなたは権威者を恐れないことを願っている。(13:3) | 善と悪 | 31 個人的な挨拶・神への賛美 (16:1-27) なおその上、善にさとく、悪には疎くあることを望みます。(16:19) |
26 隣人愛・救いは近づいている (13:8-14) 愛は隣人に悪を行いません。だから、愛は律法を全うするものです。(13:10) | 愛 | 30 ローマ訪問の計画 (15:22-33) 兄弟たち、わたしたちの主イエス・キリストによって、また、”霊”が与えてくださる愛によってお願いします。(15:30) |
27 兄弟を裁いてはならない・兄弟を罪に誘ってはならない (14:1-23) 従って、もう互いに裁き合わないようにしよう。(14:13) | 裁きあうな / 戒めあえ | 29 宣教者パウロの使命 (15:14-21) 兄弟たち、あなたがた自身は善意に満ち、あらゆる知識で満たされ、互いに戒め合うことができると、このわたしは確信しています。(15:14) |
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25 支配者への従順 (13:1-7) すべての人々に対して自分の義務を果たしなさい。貢を納めるべき人には貢を納め、税を納めるべき人には税を納め、恐るべき人は恐れ、敬うべき人は敬いなさい。(13:7) | 自らの義務を果たす | 28 自分ではなく隣人を喜ばせる・福音はユダヤ人と異邦人のためにある (15:1-13) わたしたち強い者は、強くない者の弱さを担うべきであり、自分の満足を求めるべきではありません。 15:02 おのおの善を行って隣人を喜ばせ、互いの向上に努めるべきです。(15:1-2) |
26 隣人愛・救いは近づいている (13:8-14) 愛は隣人に悪を行いません。だから、愛は律法を全うするものです。(13:10) | 律法と隣人への愛 | 27 兄弟を裁いてはならない・兄弟を罪に誘ってはならない (14:1-23) あなたの食べ物について兄弟が心を痛めるならば、あなたはもはや愛に従って歩んでいません。(14:15) |
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28 自分ではなく隣人を喜ばせる・福音はユダヤ人と異邦人のためにある (15:1-13) だから、神の栄光のためにキリストがあなたがたを受け入れてくださったように、あなたがたも互いに相手を受け入れなさい。(15:7) | 兄弟の間の平和を保つ | 31 個人的な挨拶・神への賛美 (16:1-27) 兄弟たち、あなたがたに勧めます。あなたがたの学んだ教えに反して、不和やつまずきをもたらす人々を警戒しなさい。彼らから遠ざかりなさい。(16:17) |
29 宣教者パウロの使命 (15:14-21) こうしてわたしは、エルサレムからイリリコン州まで巡って、キリストの福音をあまねく宣べ伝えました。(15:19) | エルサレム、パウロの宣教旅行 | 30 ローマ訪問の計画 (15:22-33) しかし今は、聖なる者たちに仕えるためにエルサレムへ行きます。(15:25) |