前半 | 関係性 | 後半 |
1 知恵の賛歌 (1:1-30) すべての知恵は、主から来る。主と共に永遠に存在する。(1:1) | 永遠 | 17 主の裁き (17:25-18:14) 永遠に生きている方が、万物をことごとく造られた。(18:1) |
2 主を畏れる人 (2:1-18) 主を畏れる人は、主を喜ばせようと心がけ、主を愛する人は、律法を喜んで守る。(2:16) | 律法 | 16 創造の業 (16:26-17:24) 主は、彼らに知識を授け、命をもたらす律法を受け継がせられた。(17:11) |
3 子への戒め (3:1-4:10) 子供たちよ、父の戒めに耳を傾け、それを守れ。そうすれば、つつがなく暮らせる。(3:1) | 子 | 15 悪人への罰 (16:1-25) 役に立たないような子を、大勢欲しがるな。不信仰な息子たちを、喜ぶな。(16:1) |
4 知恵を信頼する (4:11-5:15) 知恵は、それに従う子らを高め、これを追い求める者を助ける。(4:11) | 知恵を求める | 14 知恵を悟る (15:1-20) 主を畏れる人は、これを行う。律法に精通している者は、知恵を悟る。(15:1) |
5 誠実な友 (6:1-17) 友となるべきときに、裏切って敵となるな(6:1) | 友 | 13 幸いな者 (14:1-27) 生きている間、友人に親切を尽くしておけ。できるかぎり手を差し伸べて、援助せよ。(14:13) |
6 知恵を求めよ (6:18-37) 力試しの石のように、知恵は重荷となって彼を苦しめ、彼はすぐにそれをほうり出す。(6:21) | 重荷 | 12 金持ちと権力者 (13:1-26) 手に余る重い物を持ち上げるな。お前よりも力や金のある者と交わるな。土鍋が鉄鍋とどうして仲間になれようか。土鍋は鉄鍋にぶつかると砕けてしまう。(13:2) |
7 悪を避けよ (7:1-8:7) 不正から遠ざかれ。そうすれば、不正がお前を避けるだろう。(7:2) | 悪を避ける | 11 真の友 (11:29-12:18) 悪者に気をつけよ。悪事をたくらんでいるのだから。お前が傷つき、いつまでも苦しまないように。(11:33) |
8 知恵ある者 (8:8-9:18) 罪人の成功をねたむな。彼にどんな破滅が待っているか、お前は知らないのだ。(9:11) | 罪人をねたむな | 10 貧困と富 (10:28-11:28) 罪人が仕事に成功するのを見て、驚きねたむな。主を信じて、お前の労働を続けよ。貧しい人を、たちどころに金持ちにすることは、主にとって、いともたやすいことなのだ。(11:21) |
前半 | 関係性 | 後半 |
1 知恵の賛歌 (1:1-30) 主を畏れることは、誉れと誇り、幸せと喜びの冠である。(1:11) | 主を畏れる | 9 統治者 (10:1-27) どんな被造物が尊敬に値するか。人類だ。どんな人が尊敬に値するか。主を畏れる人だ。(10:19) |
2 主を畏れる人 (2:1-18) 昔の人々のことを顧みて、よく考えてみよ。主を信頼して、欺かれた者があったか。主を敬い続けて、見捨てられた者があったか。主を呼び求めて、無視された者があったか。(2:10) | 過去からの教訓 | 8 知恵ある者 (8:8-9:18) 知恵ある人の話をなおざりにせず、その格言に心を留めよ。そうすれば、そこから教訓を学び、王に仕えるすべを身につけることができる。(8:8) |
3 子への戒め (3:1-4:10) 子供たちよ、父の戒めに耳を傾け、それを守れ。そうすれば、つつがなく暮らせる。(3:1) | 父を敬う | 7 悪を避けよ (7:1-8:7) 心を尽くして父を敬い、また、母の産みの苦しみを忘れてはならない。(7:27) |
4 知恵を信頼する (4:11-5:15) 知恵は、最初、お前を険しい道に連れて行き、恐れの気持を抱かせて、おじけさせる。知恵の試練は、お前を激しく苦しめる。知恵は、お前を信頼するまで、数々の要求を突きつけて、お前を試みる。 (4:17) | 知恵の苦難 | 6 知恵を求めよ (6:18-37) 知恵を得るには、しばらく苦労するが、やがて、その実を味わうだろう。 (6:19) |
前半 | 関係性 | 後半 |
9 統治者 (10:1-27) 2-1参照 | 2-1参照 | 17 主の裁き (17:25-18:14) 2-1参照 |
10 貧困と富 (10:28-11:28) 2-1参照 | 2-1参照 | 16 創造の業 (16:26-17:24) 2-1参照 |
11 真の友 (11:29-12:18) 2-1参照 | 2-1参照 | 15 悪人への罰 (16:1-25) 2-1参照 |
12 金持ちと権力者 (13:1-26) 2-1参照 | 2-1参照 | 14 知恵を悟る (15:1-20) 2-1参照 |
前半 | 関係性 | 後半 |
17 主の裁き (17:25-18:14) 1-1参照 | 1-1参照 | 33 食卓 (31:12-32:13) 1-1参照 |
18 用心深く (18:15-19:3) 1-1参照 | 1-1参照 | 32 健康と富 (30:14-31:11) 1-1参照 |
19 口を慎む (19:4-30) 1-1参照 | 1-1参照 | 31 子のしつけ (30:1-13) 1-1参照 |
20 贈り物 (20:1-32) 1-1参照 | 1-1参照 | 30 隣人の援助 (29:1-28) 1-1参照 |
21 知恵ある人と愚か者 (21:1-22:26) 1-1参照 | 1-1参照 | 29 陰口 (28:8-26) 1-1参照 |
22 罪からの救いを願う祈り (22:27-23:6) 1-1参照 | 1-1参照 | 28 悪を行う者 (27:22-28:7) 1-1参照 |
23 口のきき方 (23:7-15) 1-1参照 | 1-1参照 | 27 秘密の暴露 (27:4-21) 1-1参照 |
24 不貞 (23:16-28) 1-1参照 | 1-1参照 | 26 良い妻と悪い妻 (25:1-27:3) 1-1参照 |
前半 | 関係性 | 後半 |
17 主の裁き (17:25-18:14) その偉大な力を、だれがはかりえようか。だれが、その慈しみを、語りえようか。(18:5) | 主の業を語る | 25 知恵の賛歌 (24:1-34) わたしは預言のように教えを注ぎ出し、世々代々にこれを残し伝えよう。(24:33) |
18 用心深く (18:15-19:3) 欲望に引きずられるな。情欲を抑えよ。(18:30) | 情欲 | 24 不貞 (23:16-28) 女好きの人間には、どんなパンでもおいしく、死ぬまで、これに飽きることはない。(23:17) |
19 口を慎む (19:4-30) 無駄口を嫌う人は、心の負担が軽くなる(19:6) | 口のきき方 | 23 口のきき方 (23:7-15) 子らよ、口の利き方についての教訓を聞け。これを守る者は、決して災いに陥らない。(23:7) |
20 贈り物 (20:1-32) 口を滑らすよりは、道で滑る方がましだ。口を滑らして、悪人は速やかに没落する。(20:18) | 口の災い | 22 罪からの救いを願う祈り (22:27-23:6) だれがわたしの口に見張りを置き、わたしの唇に堅く封印してくださるのか。わたしが唇で過ちに陥らず、舌がわたしを滅ぼさないために。(22:27) |
前半 | 関係性 | 後半 |
25 知恵の賛歌 (24:1-34) わたしを食べる人は更に飢えを感じ、わたしを飲む人は更に渇きを覚える。(24:21) | 飲食 | 33 食卓 (31:12-32:13) 豪華な食卓に着くような場合には、舌なめずりしたり、「すごいごちそうだ」などと言ったりするな。(31:12) |
26 良い妻と悪い妻 (25:1-27:3) わたしの嫌いな三種類の人、その生き方にはたまらなく嫌気がさす。横柄な貧乏人、うそつきの金持ち、分別を失った、みだらな老人。(25:2) | 貧富 | 32 健康と富 (30:14-31:11) 貧しくても健康で体力のある方が、裕福で病気に苦しんでいるよりはよい。(30:14) |
27 秘密の暴露 (27:4-21) 陶工の器が、かまどの火で吟味されるように、人間は論議によって試される。(27:5) | 試練 | 31 子のしつけ (30:1-13) わが子を愛する者は、しばしば鞭で懲らしめる。そうすれば晩年、子供は彼の喜びとなる。(30:1) |
28 悪を行う者 (27:22-28:7) 隣人から受けた不正を赦せ。そうすれば、願い求めるとき、お前の罪は赦される。(28:2) | 隣人愛 | 30 隣人の援助 (29:1-28) 隣人が困っているときは貸してやれ。隣人から借りた場合は、期限内に返せ。(29:2) |
前半 | 関係性 | 後半 |
33 食卓 (31:12-32:13) 簡潔に話せ。わずかな言葉で多くを語れ。博識ではあっても寡黙であれ。(32:8) | 知識と知恵 | 49 結び (50:27-29) 悟りと知識の教訓をこの書物に書き記したのは、シラ・エレアザルの子、エルサレムに住むイエススである。彼は知恵をその心から注ぎ出した。(50:27) |
34 律法 (32:14-33:6) 律法を頼みとする人は、掟に注意を払い、主を信頼する人は、生活に困ることがない。(32:24) | 律法 | 48 先祖 (44:1-50:26) 彼はいと高き方の律法を守り、神は彼と契約を交わされた。彼は契約のしるしを体に受け、試みに遭ったときも、忠実であり続けた。(44:20) |
35 罪人と信仰者 (33:7-33) 陶器職人がその手にある粘土を、思うままに形づくるように、造り主は御手の内にある人間を、思うままに裁かれる。(33:13) | 創造 | 47 万物の創造 (42:15-43:33) 主は万物を創造し、信仰深い人に知恵を与えられた。(43:33) |
36 経験と空想 (34:1-12) 律法は、そのような偽りによっては全うされず、知恵も誠実な人の口から出てこそ全うされる。(34:8) | 律法 | 46 恥 (41:14-42:14) いと高き方の律法と契約、不信仰な者への正しい裁きを恥じるな。(42:2) |
37 献げ物 (34:13-35:26) 施しをすることは、感謝の献げ物に匹敵する。(35:4) | 施し | 45 死を思う (40:18-41:13) 兄弟や援助者は、不幸の時に頼るもの、だが、いずれにもまさる助けは、施しである。(40:24) |
38 主のしるし (36:1-17) 反対者を滅ぼし、敵対者を破滅させてください。(36:9) | 罰 | 44 生の苦労 (40:1-17) これらはみな不法な者たちのために用意された。あの洪水が起こったのも彼らのせいである。(40:10) |
39 助言者 (36:18-37:12) むしろ、掟を守っているとお前が考える信仰深い人とつきあえ。彼はお前と気持を一つにし、お前が失敗したとき、思いやりを示してくれる。(37:12) | 信仰者 | 43 主の御業 (39:12-35) これらすべては、信仰深い人には良いもの、罪人たちには悪いものとなる。(39:27) |
40 自分自身の究明 (37:13-31) 子よ、生きているかぎり、自分自身を究明し、自分に何が有害かを見極め、それを避けよ。(37:27) | 知恵の探究 | 42 学者 (38:24-39:11) 彼はいにしえのすべての人の知恵を詳しく調べ、預言の書の研究にいそしみ、(39:1) |
前半 | 関係性 | 後半 |
33 食卓 (31:12-32:13) 2-2参照 | 2-2参照 | 41 医者 (38:1-23) 2-2参照 |
34 律法 (32:14-33:6) 2-2参照 | 2-2参照 | 41 医者 (38:1-23) 2-2参照 |
35 罪人と信仰者 (33:7-33) 2-2参照 | 2-2参照 | 39 助言者 (36:18-37:12) 2-2参照 |
36 経験と空想 (34:1-12) 2-2参照 | 2-2参照 | 38 主のしるし (36:1-17) 2-2参照 |
前半 | 関係性 | 後半 |
41 医者 (38:1-23) 主は自ら人々にいやしの知識を授け、その驚嘆すべき業のゆえにあがめられる。(38:6) | 知識を授ける | 49 結び (50:27-29) 悟りと知識の教訓をこの書物に書き記したのは、シラ・エレアザルの子、エルサレムに住むイエススである。彼は知恵をその心から注ぎ出した。(50:27) |
42 学者 (38:24-39:11) 彼はいにしえのすべての人の知恵を詳しく調べ、預言の書の研究にいそしみ(39:1) | 古の人 | 48 先祖 (44:1-50:26) 誉れ高き人々をたたえよう、我々の歴代の先祖たちを(44:1) |
43 主の御業 (39:12-35) 「主の御業は、すべてすばらしく、命じられたすべてのことは、時が来れば実現する。」(39:16) | 主の業 | 47 万物の創造 (42:15-43:33) わたしは今、主の業を思い浮かべ、わたしの見たことを詳しく語ろう。主の言葉によって御業は成り(42:15) |
44 生の苦労 (40:1-17) これらはみな不法な者たちのために用意された。あの洪水が起こったのも彼らのせいである。(40:10) | 裁き | 46 恥 (41:14-42:14) いと高き方の律法と契約、不信仰な者への正しい裁きを恥じるな。(42:2) |