前半 | 関係性 | 後半 |
1 知恵の賛歌 (1:1-30) 4-1-1参照 | 4-1-1参照 | 7 悪を避けよ (7:1-8:7) 4-1-1参照 |
2 主を畏れる人 (2:1-18) 4-1-1参照 | 4-1-1参照 | 6 知恵を求めよ (6:18-37) 4-1-1参照 |
3 子への戒め (3:1-4:10) 4-1-1参照 | 4-1-1参照 | 5 誠実な友 (6:1-17) 4-1-1参照 |
前半 | 関係性 | 後半 |
1 知恵の賛歌 (1:1-30) すべての知恵は、主から来る。主と共に永遠に存在する。(1:1) | 知恵 | 4 知恵を信頼する (4:11-5:15) 知恵は、それに従う子らを高め、これを追い求める者を助ける。(4:11) |
2 主を畏れる人 (2:1-18) 子よ、主に仕えるつもりなら、自らを試練に向けて備えよ。(2:1) | 子への諭し | 3 子への戒め (3:1-4:10) 子供たちよ、父の戒めに耳を傾け、それを守れ。そうすれば、つつがなく暮らせる。(3:1) |
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4 知恵を信頼する (4:11-5:15) どうせ罪は贖われるのだからといい気になって、罪に罪を重ねてはならない。(5:5) | 悪を避けよ | 7 悪を避けよ (7:1-8:7) 悪を行うな。そうすれば、悪はお前を襲わない。(7:1) |
5 誠実な友 (6:1-17) 誠実な友は、堅固な避難所。その友を見いだせば、宝を見つけたも同然だ。(6:14) | 避難所 | 6 知恵を求めよ (6:18-37) 知恵の足枷は、確かな避難所となり、首輪は、華麗な衣となる。(6:29) |
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8 知恵ある者 (8:8-9:18) 正しい人たちと食事を共にし、主を畏れることを、お前の誇りとせよ。(9:16) | 主を畏れる | 14 知恵を悟る (15:1-20) 主を畏れる人は、これを行う。律法に精通している者は、知恵を悟る。(15:1) |
9 統治者 (10:1-27) 主は、支配者たちをその王座から降ろし、代わりに、謙遜な人をその座につけられた。(10:14) | 権力を失う/富を失う | 13 幸いな者 (14:1-27) お前が苦労して得たものは、他人の手に渡り、汗の結晶も、くじで分配されてしまうではないか。(14:15) |
10 貧困と富 (10:28-11:28) 貧しい人は、その知識によって尊ばれ、金持ちは、その富によって尊ばれる。(10:30) | 貧富 | 12 金持ちと権力者 (13:1-26) 金持ちは不正を働きながら、しかも、脅迫する。貧乏人は不正を受けながら、しかも、わびなければならない。(13:3) |
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8 知恵ある者 (8:8-9:18) できるかぎり隣人を見極め、知恵ある人と相談せよ。(9:14) | 隣人を見極める | 11 真の友 (11:29-12:18) 善い業をするときには、相手をわきまえよ。そうすれば、お前の善い行いは感謝される。(12:1) |
9 統治者 (10:1-27) 改宗者や外国人や貧しい人、彼らの誇りは、主を畏れることである。(10:22) | 貧しい者 | 10 貧困と富 (10:28-11:28) 貧しい人は、その知識によって尊ばれ、金持ちは、その富によって尊ばれる。(10:30) |
前半 | 関係性 | 後半 |
11 真の友 (11:29-12:18) 高慢な人間の心は、篭の中にいるおとりのうずらのようだ。密偵のように、お前を陥れようとすきをうかがっている。(11:30) | 高慢 | 14 知恵を悟る (15:1-20) 知恵は、高慢な者から離れており、偽りを言う者の心には決して思い浮かばない。(15:8) |
12 金持ちと権力者 (13:1-26) 金持ちは、お前が役に立つかぎり、利用するが、お前が困っているときは、見捨ててしまう。(13:4) | 強欲 | 13 幸いな者 (14:1-27) 金に細かすぎる人に、富はふさわしくない。物惜しみをする人に、金銭は何の役に立つのか。(14:3) |
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15 悪人への罰 (16:1-25) 罪人の集まる所に、焼き尽くす火が燃え上がり、反逆の民の間に、神の怒りが燃え盛った。(16:6) | 罪 | 21 知恵ある人と愚か者 (21:1-22:26) 子よ、お前は罪を犯した。二度と繰り返すな。過去の罪については、赦しをこいねがえ。(21:1) |
16 創造の業 (16:26-17:24) 彼らの不正は、主から隠されることなく、そのすべての罪は、主の前にあらわである。(17:20) | 不正 | 20 贈り物 (20:1-32) 土地を耕す者は、収穫物を積み上げ、上に立つ人の好意を受ける者は、その不正を償ってもらえる。(20:28) |
17 主の裁き (17:25-18:14) 主に立ち帰り、罪から離れよ。御前で祈り、罪を犯す機会を遠ざけよ。(17:25) | 罪を避ける | 19 口を慎む (19:4-30) 悪にたけることは、知恵ではない。罪人の忠告に従うことは、賢明ではない。(19:22) |
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15 悪人への罰 (16:1-25) 子よ、わたしに耳を傾け、知識を身につけよ。わたしの言葉を心に銘記せよ。(16:24) | 子への諭し | 18 用心深く (18:15-19:3) 子よ、援助をするときには、相手を傷つけるな。施すときにも、相手をおとしめる言葉を吐くな。(18:15) |
16 創造の業 (16:26-17:24) 主は、彼らと永遠の契約を結び、御自分の裁きを示された。(17:12) | 主の裁き | 17 主の裁き (17:25-18:14) 主は、教訓を受け入れる者に、また、主の裁きを熱心に待ち望む者に、慈しみを施される。(18:14) |
前半 | 関係性 | 後半 |
18 用心深く (18:15-19:3) 子よ、援助をするときには、相手を傷つけるな。施すときにも、相手をおとしめる言葉を吐くな。(18:15) | 子への諭し | 21 知恵ある人と愚か者 (21:1-22:26) 子よ、お前は罪を犯した。二度と繰り返すな。過去の罪については、赦しをこいねがえ。(21:1) |
19 口を慎む (19:4-30) うっかり口を滑らすこともある。舌先で罪を犯さない者がいるだろうか。(19:16) | 口の災い | 20 贈り物 (20:1-32) 口を滑らすよりは、道で滑る方がましだ。口を滑らして、悪人は速やかに没落する。(20:18) |
前半 | 関係性 | 後半 |
22 罪からの救いを願う祈り (22:27-23:6) 1-1参照 | 1-1参照 | 28 悪を行う者 (27:22-28:7) 1-1参照 |
23 口のきき方 (23:7-15) 1-1参照 | 1-1参照 | 27 秘密の暴露 (27:4-21) 1-1参照 |
24 不貞 (23:16-28) 1-1参照 | 1-1参照 | 26 良い妻と悪い妻 (25:1-27:3) 1-1参照 |
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22 罪からの救いを願う祈り (22:27-23:6) だれが、わたしの思いに鞭を当て、わたしの心に知恵の訓練を施してくださるのか。わたしの過失を容赦せず、思いと心との罪を決して見逃さないために。(23:2) | 罪を避ける | 25 知恵の賛歌 (24:1-34) わたしに従う者は辱めを受けず、わたしの言うことを行う人は罪を犯さない。(24:22) |
23 口のきき方 (23:7-15) 下品でみだらな話をする癖をつけるな。そういう言葉を吐くこと自体が、罪なのだから。(23:13) | みだらな者 | 24 不貞 (23:16-28) 燃え盛る火のような熱い情欲は、燃え尽きるまで、決して消えない。みだらな人間は、自分の体を肉欲に任せ、火が彼を焼き尽くすまで、とどまることを知らない。(23:16) |
前半 | 関係性 | 後半 |
25 知恵の賛歌 (24:1-34) これらすべてはいと高き神の契約の書、モーセが守るよう命じた律法であり、ヤコブの諸会堂が受け継いだものである。(24:23) | 契約 | 28 悪を行う者 (27:22-28:7) 掟を忘れず、隣人に対して怒りを抱くな。いと高き方の契約を忘れず、他人のおちどには寛容であれ。(28:7) |
26 良い妻と悪い妻 (25:1-27:3) 思慮深い妻を持つ人、口を滑らせて失敗することのない人、自分より劣る者に仕えなくてもよい人、こういう人々は幸いだ。(25:8) | 口の災い | 27 秘密の暴露 (27:4-21) ふるいを揺さぶると滓が残るように、人間も話をすると欠点が現れてくるものだ。(27:4) |
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29 陰口 (28:8-26) 鞭で打つと皮膚が裂け、舌で打つと、骨さえ砕ける。(28:17) | 鞭 | 35 罪人と信仰者 (33:7-33) ろばには、まぐさと鞭と重い荷物を、召し使いには、パンとしつけと仕事を与えよ。(33:25) |
30 隣人の援助 (29:1-28) 主の掟に従って貧しい人を助けよ。その人が困っているとき、空手で帰すな。(29:9) | 掟 | 34 律法 (32:14-33:6) 律法を頼みとする人は、掟に注意を払い、主を信頼する人は、生活に困ることがない。(32:24) |
31 子のしつけ (30:1-13) 子をしつける親は、その子のお陰で楽ができ、知人の間で自慢ができる。(30:2) | しつけ | 33 食卓 (31:12-32:13) しつけを受けた者はわずかな量で満足し、床に就いてからも、息苦しくなることはない。(31:19) |
前半 | 関係性 | 後半 |
29 陰口 (28:8-26) 陰口を気にすると、心穏やかではなくなり、平穏に暮らすことはできなくなる。(28:16) | 無用な懸念 | 32 健康と富 (30:14-31:11) 夜も寝ないで富を蓄えれば体はやせ衰え、その富が心配で眠れなくなる。(31:1) |
30 隣人の援助 (29:1-28) 頑丈な盾や丈夫な槍以上に、施しはお前が敵と戦うときの武器となる。(29:13) | 敵と戦う | 31 子のしつけ (30:1-13) 敵に報復してくれる者を彼は後に残し、友人に恩返ししてくれる者を後に残すのだ。(30:6) |
前半 | 関係性 | 後半 |
32 健康と富 (30:14-31:11) その人の財産は揺るぎないものとなり、会衆は彼の施しを数え上げ、たたえるであろう。(31:11) | 財産を譲る | 35 罪人と信仰者 (33:7-33) お前の寿命が尽きる日、息を引き取る時に、財産を譲り渡せ(33:24) |
33 食卓 (31:12-32:13) 簡潔に話せ。わずかな言葉で多くを語れ。博識ではあっても寡黙であれ。(32:8) | 簡潔に話せ | 34 律法 (32:14-33:6) 話は前もって準備せよ。そうすれば聞いてもらえる。習得したことを整理してから答えよ。(33:4) |
前半 | 関係性 | 後半 |
36 経験と空想 (34:1-12) 旅をした人は、多くのことを知っており、経験豊かな人は、洞察に富んだ事柄を語る。(34:9) | 知識を得る | 42 学者 (38:24-39:11) 彼はいにしえのすべての人の知恵を詳しく調べ、預言の書の研究にいそしみ(39:1) |
37 献げ物 (34:13-35:26) 自分を救ってくださる方に、信頼しているから。(34:15) | 主に救われる | 41 医者 (38:1-23) 子よ、病気になったら放置せず、主に祈れ。そうすれば、主は治してくださる。(38:9) |
38 主のしるし (36:1-17) 主よ、憐れんでください。御名によって呼ばれる民、あなたの長子とされたイスラエルを。(36:17) | イスラエル | 40 自分自身の究明 (37:13-31) 人の命の日数は数えられるが、イスラエルの日々は限りがない。(37:25) |
前半 | 関係性 | 後半 |
36 経験と空想 (34:1-12) 律法は、そのような偽りによっては全うされず、知恵も誠実な人の口から出てこそ全うされる。(34:8) | 偽り | 39 助言者 (36:18-37:12) 舌が獣の肉の味を見分けるように、鋭敏な心は偽りの教えを見破る。(36:24) |
37 献げ物 (34:13-35:26) 主の憐れみは苦しみ悩むときに折よく与えられ、それは日照りが続いたときの雨雲のようである。(35:26) | 主の憐れみ | 38 主のしるし (36:1-17) 万物の神である主よ、わたしたちを憐れんでください。(36:1) |
前半 | 関係性 | 後半 |
39 助言者 (36:18-37:12) 女のことでは、妻に、戦争については、臆病者に相談するな。取り引きについては、商人に、売り込みについては、買い手に、また、謝礼については、けちな者に、親切については、薄情者に相談するな。仕事については、怠け者に、仕事の完成については、臨時雇いの者に、また、困難な仕事については、骨惜しみをする召し使いに相談するな。このような連中のどんな助言にも心を留めるな。(37:11) | ふさわしくない者 | 42 学者 (38:24-39:11) どうして知恵ある者となれようか、鋤を握り、突き棒の扱いを自慢する者が。また、牛を追い立て、仕事に忙しく、話題は子牛のことばかりという者が。(38:25) |
40 自分自身の究明 (37:13-31) 知恵ある人は自分自身の生活を豊かにし、悟りは人の体に実を結ぶ。(37:22) | 知恵ある者 | 41 医者 (38:1-23) 医者をその仕事のゆえに敬え。主が医者を造られたのだから。(38:1) |
前半 | 関係性 | 後半 |
43 主の御業 (39:12-35) 4-4-2参照 | 4-4-2参照 | 49 結び (50:27-29) 4-4-2参照 |
44 生の苦労 (40:1-17) 4-4-2参照 | 4-4-2参照 | 48 先祖 (44:1-50:26) 4-4-2参照 |
45 死を思う (40:18-41:13) 4-4-2参照 | 4-4-2参照 | 47 万物の創造 (42:15-43:33) 4-4-2参照 |
前半 | 関係性 | 後半 |
43 主の御業 (39:12-35) わたしは初めから、以上のことを確信し、思い巡らした後、こう書き残した。(39:32) | 明らかにする | 46 恥 (41:14-42:14) 自分の知恵を隠す人よりは、自分の愚かさを隠す人の方がましだ。(41:15) |
44 生の苦労 (40:1-17) 人の悩みや心の恐れは死の日を思っての不安(40:2) | 死の不安 | 45 死を思う (40:18-41:13) 死よ、お前のことを思うのは、なんと苦痛に満ちたことか(41:1) |
前半 | 関係性 | 後半 |
46 恥 (41:14-42:14) 子らよ、穏やかな心で教訓を守れ。隠された知恵と埋もれた宝、それが何の役に立つのか。(41:14) | 教訓 | 49 結び (50:27-29) 悟りと知識の教訓をこの書物に書き記したのは、シラ・エレアザルの子、エルサレムに住むイエススである。彼は知恵をその心から注ぎ出した。(50:27) |
47 万物の創造 (42:15-43:33) 主は万物を創造し、信仰深い人に知恵を与えられた。(43:33) | 義人 | 48 先祖 (44:1-50:26) 誉れ高き人々をたたえよう、我々の歴代の先祖たちを。(44:1) |